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海外協力活動〜利他の心

1   海外協力活動

 JICAが行っている海外協力活動をご存知ですか?若者からお年寄りに至る各界での専門家を発展途上国に派遣して、派遣国で専門知識をキャパシティ・ビルディング(技術供与)するスキームのことですよね。

 1963年11月22日にテキサス州ダラスで凶弾に倒れたJFKが始めたピースコー(Peace Corp)を真似て始まった制度だと聞いてます。

 派遣国は、大抵の国が日常生活を送るのも大変な場所が多い中専門家として現地で貢献されておられる方々が多数おられます。

2  アフリカ・ジブチで見聞きしたこと

 私はかつてアフリカの小国ジブチに43回出張した経験がありますが、そのジブチにはJICAの支部があって、20歳代の女性数名が専門家として現地ジブチの幼児教育に従事しておられました。わずかな報酬、疫病との闘い、劣悪な衛生環境、そして何よりもアフリカという未知の世界で自らの安全確保など到底想像もできないレベルのハイリスクを冒してでも「日本の将来のためになるのなら」という直向きな思いだけを頼りに自らを犠牲にして奉仕される姿には心から尊敬の念を抱き、本当に頭が下がる思いでした。

3  利他の心

 我が国の海外援助活動は、素朴かつ崇高な「利他の心」の理念が根底に流れていると思います。近隣の某国が見え見えのチープな経済援助をブルドーザーのように押し付けがましく展開し、いずれは自国の領土にと虎視眈々と狙っているのとは対照的です。

 しかし、受ける側の派遣国がどっちを歓迎して支持しているのかは新聞テレビで報道されている内容の通りです。

 全く納得がいきませんが、日本の行う活動は少しづつではありますが共感と支持を呼ぶものだと信じたいですよね。「利他の心」は将来必ず実を結ぶでしょう。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。外国との関わり合い、外国人共生についての記事をこれからも発信していきたいと思っています。





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