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太田裕一郎(オオタユウイチロウ)

HANICAMU Position

経営者としての経験を活かし、プロジェクトの開発、試作、量産の部分において製造チームに属し、チームリーダーとして全体をまとめています。
株式会社オーケーエスのノウハウで、家庭菜園キットの穴あけ作業やシール張り作業や梱包作業などの治具(作業台)を製作し、効率よく誰でも作業できる環境を作ります。

プロジェクト参加の経緯

自動車産業の将来に不安を感じ、事業継続のため事業転換や新規事業の創出に2022年から動き出しました。いろいろなセミナーやビジネスマッチングの中で、岡崎商工会議所のYGサークルにも参加しました。製造業として何か製品を作りたいとの思いから、松葉杖の改良版を作ろうとチームで動いてました。市場規模や販路やマネタイズなど検討している時に、チーム員 栗崎さんからの家庭菜園キットプロジェクトの提案に感銘を受け、HANICAMUプロジェクトの参画を決意しました。

HANICAMUプロジェクトを進めて行く中で、栗崎さんの合同会社ドリームホープマーケットに代表として加わり、大学生の和田君と共に農業・福祉・スタートアップ支援・販売の4事業を進めているところです。

様々な人が食を通じて笑顔になり、
差別のなく活き活きと生活できる社会を創りたい

製造業の3代目長男として生まれ自然と跡を継ぎ、TOYOTA自動車系列の1次メーカーから依頼を受けた治具(作業台)を製造してきました。製品形状・治具仕様が決まっているモノを受注し、治具を正確に早く安く作るのが普通で、その製作技術を守り継続して行く事が宿命と思っていましたが、自動車産業が電動化やカーボンニュートラルやSDGsなどで将来が見えなくなり、オーケーエス社員の生活を守るため新規事業や事業転換を考えるようになりました。製造業に関係のない異業種参入ではオーケーエスの社員の理解を得られないので、モノづくりに係るプロジェクトを模索していました。
そういった中で、日本の食糧問題や所得問題などの社会課題を解決するビジネスモデル且つオーケーエスのモノづくり技術も生かせるので、HANUCAMUプロジェクトを含めた事業への参画を決めました。小さな家庭菜園キットHANICAMUから始めて、課題解決のきっかけにしていきたいと思います。今後はさらに事業スケールを大きくして行き、日本の社会課題を解決する事に貢献したい思ってます。また小学生には家庭菜園キットHANICAMUを通して、食を生み出す経験や食育を学んでもらい、食を考えるきっかけにしてほしいです。

小さな町工場でも、下請けのモノづくりからメーカーになれる事を証明し、全国の中小製造業の方々にやればできる事を伝えたいです。
また、今まで接点のなかった業種の方々と一緒にチャレンジできた事は大きな財産となりました。メンバーから人生で今回のプロジェクトは一番ワクワクしたという言葉を数多く聞きました。複数の企業が集まってチャレンジしたビジネスモデルはかなり少ないと思います。ぜひ、このHANICAMUプロジェクトを成功させ、スタートアップ元年と言われている日本経済に影響を与えられるように頑張っていきたいと思っています。日本中にこういった活動が広がってほしいですし、どうやって進めたか教えてほしいと言われるようになりたいです。

「製造業 × 農業」

今回、家庭菜園キットHANICAMUというプロダクトからスタートし、新しい製造業の形を提案したいです。また製造業の技術を農業に生かし、「製造業 × 農業」という新しいビジネスモデルを展開して行きます。

下請けからメーカーへ。

かつて日本に存在した技術力から「自動車産業は安心安定している」という考えで下請けを続けるのではなく、メーカーとして製造業を含む日本の社会課題解決のビジネスモデルを目指したいです。

HANICAMUというプロジェクトを第一歩に日本の農業に対する概念を変えて行きたいです。農業業界を再構築し、日本で「自給自足」が当たり前になり、世界の環境に左右されない国を作りたいです。いずれは世界に進出し全ての人を幸せにし、差別のなく笑顔があふれる世界を夢見ています。

職歴

合同会社ドリームホープマーケット |  代表

2022 年 12 月~現在

  • 代表に就任

  • HANICAMUプロジェクトのチームリーダー担当

株式会社オーケーエス | 代表取締役

1995 年~現在

  • 三隆精工株式会社退社後、有限会社太田木型製作所に入社

  • 2008年9月に代表取締役に就任 株式会社オーケーエスに変更

  • アトツギ3代目として事業継続、発展に日々奔走

三隆精工株式会社 | 代表取締役

1989 年 ~1994 年

  • 家業を継ぐため入社。職人技術、CAD,機械加工を習熟


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