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(振り返り日記)8月のエッセイまとめ

書きたいことが書けなかった(後回しにしてしまった、時間を確保できなかった)という気持ちと
深淵に触れることを諦めなかった8月だったなあと思っています。

この記事は、2022年8月に書いたエッセイの振り返り・備忘録です。
未来のわたしに宛てた、手紙かもしれない。

King Gnuを聞きながら、ふらふらふわふわ漂うに綴るつもりでいます。
サムネイルの画像は、先月行ったポケモンワンダー
原則写真掲載NGのイベントなんだけど、「入り口看板」と「霧」だけ掲載OKらしい…

1番読んでいただいた記事

ひとりごと

大切なものはやはり大切にしたいのだ。
時間をかけてしっかりと抱き潰して、魂を削ぎ落としたあとに、きちんと血肉にしたい。

「よかったな」と思ってもらいたい。
と、言葉にしてしまったら奢れている。でも、そう思っている。

「ひとつ、いいなと思うせりふがあればいいのよ」と、母は言った。
芝居を見て、理解することが難しい年齢だった。少女のわたしに

そういう、お土産をひとつ包むようなつもりで書いているのかもしれない。

というのはいつものことで、ルールを度外視したひとりごと。
これは、純然たる日記。

1番スキをいただいた記事

コーヒーを飲みたいだけ

何が言いたいかって
今日のわたしは、コーヒーを飲みたくてここに座っている。

書きたいんじゃなくて、コーヒーを飲みたいだけ。
っていう感覚が、非常に斬新だった。そうくるか。

喫茶店ならまだしも、家でもそうくるか。
今年はアイスコーヒーばっかり飲んでた。いまも飲んでる。


次点

ときどきメロンパンを焼く

「弱火で、じっくり焼くんだよ」

読んでいただいた記事、スキをいただいた記事共に、次点がこの作品でした。
メロンパンね、おいしいんだ。KALDIのやつ。

友達は、カレーパンのほうを勧めてくれていて、メロンパンはおまけだって。手紙にはそう書いてあったんだけど
わたしは、メロンパンが好きでした。
甘いのにね、しょっぱいおかずにも合っちゃう感じ。

恋人ができた喜びを、失恋した直後に書けっていうのは無理なものだ。
喜びには喜びを、テンションを寄せなければうまく書けない、と思ったりもする。

"ひとりごと"

3日後にそんなエッセイを書くとはつゆ知らず
テンションをひっくり返して書いているのは、嫌いじゃないんだよ。

難しいって知ってたけど
やってみたかったんだよね。

難しいって
何かを諦める理由の、決定打には成り得ないからね。


今月書けてよかった物語たち

書いた日付が古いもの順
今月のエッセイをザアッと見直したとき、月末のわたしが拾い上げた物語たち

「どうでもいいもの」を「いいもの」に

最近になって、「松永さんの字、好きなんですよ」と言われたのは、ジェットストリームのお陰だ。
断言できる。

エッセイとしての質はさておき、大切な感覚だと思っている。
わたしの人生は「お気に入り」と「どうでもいいもの」に二分されてはいないだろうか。

「べつにいいや」の中にも
もう少しきちんと欲張って整えたっていいものがあるんじゃないかって。
良い意味で、自分の感覚に敏感に、丁寧に向き合ってもいいんじゃないかなって。思ってる。


ペンギンのしろいおなか

水族館のベンチに座って、
ペンギンの白くて丸いおなかを見つめながら、エッセイを書いている。

はじめて、水族館でエッセイを書いた。
8月は2回、すみだ水族館に行ったんだけど(年パス買った。年パスのすばらしさはこちらで語ってます)

1回目に行ったとき、「ここでエッセイ書いたっていいんだよなあ」とのんびり思った。
その夢にも満たなかった小さな欲望を、きちんと叶えてあげられたことが嬉しい。
だからこれは、「今月書けてよかった物語」のひとつ。


きっと、いえる

わたしも、病院に付き添って欲しかった。
ひとりでここへ来るのは、怖かった。

ようやく言えたね。
言ってはいけない、と思っていたこと。
感じてはいけない、と蓋をしていた思い。

「一緒に行ってあげたかった」って、Facebookに母親からコメントがついて、息が止まった。
「言わなきゃよかった」ってちょっと思った。

不安なだけなんだよ。
不安っていうのも、決定打には成り得ない。
だから、わたしは大丈夫。
大丈夫だから、大丈夫になったから。この物語を書いた。

家族には、まだ話していない。


夜に溶ける

人生に於いて、正しさとはどれくらいの意味を持つだろうか。

一人で生きるより
永遠に傷つきたい

宇多田ヒカル "誰にも言わない"

ハッピーじゃ満足しない同士、書き続けていきましょうね

歩くことと眠ることは似ているなどど
狂ったことを思った夜のことを、いまでも思い出せる。
大切な言葉を詰め込んだ物語。

未来のわたしへ
どうしようもなくなったら、これもう1回読んでみて


元気になったら会社に行くんじゃなくて、花屋とか映画館に行くのがいいと思う。

仕事を休んだら
ばか正直に家にいなくてもいい

当たり前の日常を容易く脅かす病を患って1年
ようやくわたし、気づいたんです。

仕事を休んだ日
具合の悪日
ばか正直に家にいることが、ものすごいストレスだということにーーー

仕事を休ませてもらったんだ、しっかり療養して明日には元気に会社に行かなきゃ。とか、思ってたわ!

風邪とか捻挫とか、時間経過で治るものならおとなしくしているべきだけど
休んでも明日よくなるかわからないし、って暮らしをもう1年している。
ソファーに沈んで自己肯定感を下げることにも疲れてしまった。
ヒロアカもハイキューもフリーも、シャーマンキングも、もう全話見ちゃったんだよ。

このエッセイにもらったコメント、すごい嬉しかった。

具合が悪い=寝るというのでは決してないです。
だからこそ書きますね。
身心ご自愛くださいませ。


(おわりに)

時間の確保ができてなくて書けなかった物語と
精査する冷静さを欠いていたから、うっかり産み落としてしまった物語の
そのバランスがたまらない1ヶ月だったなあと思います。きらいじゃないよ。
なんだよ「書いちゃいけない物語」って、勝手に線を引いて。

プライド以外はぜんぶ捨ててくれよ
でもプライドって難儀だなァ。捨てないって決めたからなあ。

そう、線の引き方が曖昧な1ヶ月でした。たのしかったね。

水族館にたくさん行ったり
友達にたくさん会ったり
具合が悪くなって日常を失ったり
3本のポケモンの映画を見たり
本をたくさん読んだり
家族と言い争ったり

こうしてみると濃い1ヶ月だったけど、生きていてよかったね。
あと、ずっと「書きたい」って思ってた。狂っていたね。他にすることがないからかもしれないけど。

ずいぶん、ふわふわと乱暴な文章になってしまったけれど、明日も明後日も書きたいなあと思っています。
いやもうほんとうにね
他にしたいこともないんだよ。
なんていうか、すごい消極的な前向きさで、わたしによくお似合いだなあと思います。
ヒットチャートの主人公にはなれない感じ。
だけど、わたしの人生の主人公はコレだからたまらん。

今月もありがとうございました。
生きて会えてよかった。ご自愛ください(切実)
休養以外は未来で取り戻せるよ! しっかり休んでくれ


※now playing


(追伸)

今月は、有料エッセイを2本書きました。
予定ではもっとたくさん書いて、マガジンを閉じるつもりだったんですが
もうちょっとのんびり、ここにいさせてください。

昨日、手帳を見直していたら
今年のまだ寒いころは、有料マガジンに何書こうかとか、わたしなんかが有料の記事を出していいのかとか、いろいろ悩んだ形跡がありました。なつかしい。

現在は、少し恥ずかしいことと、個人を特定されそうな内容と、
ケンカの火種になりそうなこと、いつもの3割増しで乱暴な表現のエッセイを収録しています。
つまりは本音。

記事単価を200円にしているのは、うっかり購入を防ぐためであって、有意義だからではないです。
わたし個人の本音が気になる方だけどうぞ

有料マガジンは私信というか、手紙みたいに書いています。
たのしいのでまた書きます。




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