![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70306577/rectangle_large_type_2_f94f79c7a3dc67ffbc6d6f6bf94ef2e7.jpeg?width=800)
Photo by
sakizakinari
洗濯機とわたし
やる気が起きないな〜と思うことがある。
よくある。
だいたいそうだ。
多くのことは「あとでいい」と思う。
いまやらなきゃ死ぬことなんてほとんどない。
そして、眠ることより好きなことだってないかもしれない。
もう少しだけ、うとうとしよう…
それでも起き上がってみて、おなかも空いていなくて
「やっておきたいこと」はいくつかあって
でも、まだ大丈夫。
もう少し。
「あとでいい」というささやきは、甘いなんてもんじゃない。
もう、ガッと、グッと
わたしの腕を掴んで、陽気に歌っている。
*
そういうときは、洗濯機を回すことにしている。
最初の「放り込むだけ」というのは、わたしの中で他の家事よりハードルが低い。
掃除よりも、皿洗いよりも、なんだか気軽に、親しく思える。
「毎日」が必須でない家事を今やっている、という優越感に似た甘やかさがある。
そうして、ゴウンと洗濯機が動くとき、不思議とわたしのスイッチも入る。
洗濯が終わるまでの30分。
洗濯が終わるということは、干されっぱなしの洗濯物を回収して(うちはいつも部屋干し)、所定の位置に押し込まなくてはならない。
それが終わっても時間は余る。
寝るわけにもいかない。
そうしたらついでにお皿でも洗おうか、後回しにしていたLINEを送ろうか、
ついでに、エッセイでも書こうか。
さっきまで「書かなきゃ、昨日の分やってないな〜」なんて憂鬱だったけれど
洗濯が終わるまでのあいだにね、さくっとね。終わったら洗濯物を干さなくちゃ。
干し終わった洗濯物を眺めるのも、なんだか好きだ。
わたしってばえらい、と自画自賛しちゃったりして。
うっとりしながら、つぶやくの。
ああ、今日も良い気分。
※今日のBGM
スタバに行きます。500円以上のサポートで、ご希望の方には郵便でお手紙のお届けも◎