見出し画像

他人からの評価は、自分の信念を揺らがすことがある

相変わらず、「あつまれどうぶつの森」をプレイしている。

(以前の記事はこちら)

このゲームは、「無人島を開発してゆく」という、「無人島開発パッケージに参加する」というのが主な内容になるんだけど、
広大な島の敷地を整備してゆくのは、結構骨が折れる。

ということで、わたしは「自分のおうちを整備すること」を頑張ることにした。

増築費用を払っていくことで、1階に4部屋+2階+地下の計6部屋の一軒家を建てることができる。
もう、この家に住みたいわ……
全部の部屋に、ソファーかベッドを置いて、怠惰な部屋な家を作り上げた。

部屋については、1週間に1度「ハッピーホームアカデミー」という謎の団体から、審査が入る。
日曜日の朝になると、ポストにハッピーホームアカデミーからの審査結果が届く仕組みだ。

今回の手紙の内容は、こんな感じだった。

画像1

奥の部屋の点数が低かった
そして「もっとよくなるってことだからね〜」というやさしいメッセージ付き。

ではあるんだけど。
わたし、奥の部屋っていちばん気に入ってるんだよね。

かわいくない??

画像2

和室、ピアノ部屋、おもちゃ部屋、姫部屋、などそれぞれテーマを設定して部屋を作っているんだけど
この部屋は「書斎」
実際のわたしの部屋に、ちょっと似ている。
本棚があって、鍵盤と机が置いてある。
この「正面を向けば机、左を向くと鍵盤」というのが、実際のわたしの部屋と同じ配置だ。

この部屋の何が不服なんだよ〜〜〜〜〜

もちろん、ゲームのシステムで採点しているのだろうから、床に物が置いてあるのがよくないのかなあ、と思う。
あとは、調べれば「良い得点を取るための部屋のルール」っていうのは、わかると思うんだけど。


と思ったんだけど、ちょっと待てよ。
わたしは、ハッピーホームアカデミーで良い得点を取る部屋を作りたかったわけではない。
わたしが自分の家に帰るたびに「やっぱり、うちはかわいいなあ〜」と思える部屋を作りたかっただけなんだ。

そして、その意味ではこの部屋にすごく満足している。

でも、ハッピーホームアカデミーの評価が、AからSに上がったときは嬉しかった。
その気持ちも否定しない。



他人からの評価は、自分の信念を揺らがすことがある。

良い評価に励まされることと同じように、
悪い評価だったときは「何か間違ったかもしれない」と思ってしまう。

それは、「良い評価を得るための行動としては、何か間違いがあったかもしれない」ということであって、
今回のように「わたしが満足する部屋を作ること」が目標であったのであれば、そもそも他人の評価は関係ないんだ。

それでも、評価がつくと、一瞬ぐらっときてしまう。
間違えた、ような気がしてしまう。


ここで「もっと良い点を取ろう」と思ったら、そのために努力すればいい。
それもそれで、すてきだと思う。

でも、「わたしの部屋作りって何か違ったのかな」と、落ち込んでしまったら違う。
違ってないよ
わたしにとっては、最高の部屋だよ。
それで、いいじゃないか。


今日は、うっかりぐらっと来てしまった。
なんだよ、と思ってしまった。

違う、そうじゃない。

わたしの好きな部屋は、ハッピーホームアカデミーの評価につながらない作り方かもしれない。
やりたいことと、評価が一致しないことはある。
どちらも追い続けるなら、バランスを変えなきゃいけないのかもしれない。
でも、やりたいことを譲りたくなければ、それでいい。

選んだものを、しっかりと大切にしていきたい。
「選んだから」と意固地になる必要は、もちろんない。
方向転換したっていい。
ちょっとずつ、絵の具に赤に青が混ざって紫になるように、変化していたっていい。


わたしは深く息を吸って、しっかりと頷いた。
うん、わたしの部屋は、今日もかわいい。
それで、いいんだ。




スタバに行きます。500円以上のサポートで、ご希望の方には郵便でお手紙のお届けも◎