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君に伝えたい百の言葉

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あなたに伝えたい言葉が残っている。見失っても、百個積んだ先に何かがあるかもしれない。光を追う者のエッセイ集
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2021年10月の記事一覧

幸福を重ねて

わたしは、悩んでいた。 次に塗る、ネイルのこと。 1週間前後くらいでネイルは落として、次の色に変える。 「次はこれにしよ〜」なんて浮かれているときもあるけれど、 ぐんと深く、悩んでしまうときもある。 つい先日、今年2度目のネイル断捨離を経て、手持ちの色はお気に入りばかり。 それなのに、選べずにいる。 ほんとうは気になる色があって、 先月、友達からもらったポールアンドジョーのピンク。 すごく可愛くて、塗るのを楽しみにしていたのだけれど 試し塗りをしたり、こっくりと濃い色

ちょっとうれしいこと

ある夜、わたしは木を切っていた。 というのも、ゲームの中の話。 星のカービィの新作が発表されて、それがとても心躍る内容で、わたしはずいぶんと浮かれていた。 そういえば、今現在の最新作持ってたなあ、と久し振りに電源を入れる。 そう、その夜わたしは浮かれて、カービィに会いに行った。 スーパーファミコン時代からカービィはプレイしていたんだけど、 いや、実際に操作していたのは、カービィじゃなくて、その仲間のほうだった。 あんまりゲームがうまくなかったわたしは、兄の操作するカービィ

わたしは何度も、「理想の部屋」を思い浮かべる

部屋を片付けた。 日々の掃除以外に、 どきどき、思い切った断捨離をする。 そういうときはいつも、じわじわと進める。 まずは、テーブルの上、そのあとデスク、本棚、キッチン いつも全部やるわけじゃないけど、まずは一箇所を攻め落とす。 ひとつ終わって時計を見ると、案外時間が経っていないことに驚いてしまう。 ああ、まだいけるな。と勢いづいて、他にもいくつか進めてみる。 飽きたり疲れたりしたら終わって、 それを1日とか、2日とか掛けて取り組んでゆく。 これを、定期的に行う。 前回

やさしい願い

ぼおっと、カレンダーを見つめる。 ときどき気づくと、そうしている。 カレンダーを部屋に飾る、という習慣は比較的早く根付いた。 小学生か、中学生くらいのときに読んだ漫画で、カレンダーに毎日バツをつけてゆくシーンがあって、それを真似た。 大学生とか、20代の半ばくらいまでは、なんだかやたら日々が慌ただしい”感じ”がして、カレンダーを使っていなかったような気がするんだけど。 やっぱり近年のわたしは、カレンダーなしの暮らしなんて考えられない。 なんとなく、母もカレンダーが好きだっ