「幸せ」になりたいなら幸せを見つけにいくことが大切
先日、こんな記事を書きました。
いつもの悪い癖で長文になってしまったのですが、簡単にまとめると、「幸せかどうかはあなた次第だよ!」という内容。
この手の話はよくコップに入った水で表現されますよね。
「まだ半分残っている!」
と、捉えるか、
「もう半分しかない…」
と、捉えるかで感じ方が180°変わってしまうのです。
このような「捉え方」は、日常のあらゆるものに応用できる。
そして、そんなちょっとした捉え方の違いが、日常生活の「幸福度」に大きな影響を与えているのです。
もちろん、このような事実も「どのように捉えるか」によって大きく結果が変わってくる。
「そうか、考え方を変えたらいいんだ!」
と、捉えるか、
「そんなこといっても、難しいよね…」
と、捉えるかでほら、この先の未来が変わってきそうです。
本記事では、「なぜ、そのような違いが生まれるのか?」というカラクリ部分から「どのように捉え方を変えていけば幸せに近づけるのか?」というところまでさくっとまとめました。
ぜひとも、読んでみてくださいね。
▼人間は「ネガティブ」に惹き付けられる
「ネガティブとポジティブ、どっちが好き?」
と聞かれたら、きっとあなたも「ポジティブ!」と答えるのではないでしょうか。
やはり自分の人生は、「ポジティブで埋め尽くされてほしい!」と思ってしまいますよね。
しかし、人生というのはそんな甘いものではありません。
どれだけ逃げ回っても、その先にネガティブは待ち構えているのです。
きっと心の奥底では、そんなことは分かり切っているのですが、どうしてもぼくたちはネガティブに振り回される。
その要因の1つとして、ネガティブを主軸とした社会構造の影響を受けていることが挙げられるでしょう。
例えば、本日のニュースを振り返ってみてください。
ほぼほぼ自分の生活に直接関係のない報道ばかりだと思うのですが、その関係ないことの代表選手は、「どっかの誰かに起きたネガティブな出来事」でしょう。
もちろん、ネガティブにぶつかった張本人にとっては他人事ではありません。
しかし、ぼくたちにとってみれば、「それを知ったところで何?」といった話題も紛れているじゃないですか。
では、そのような話題がなぜ全国的に発信されるのか?
それは、「その情報に惹き付けられる人がいるから」に他なりません。
そう、ぼくたち人間は、たとえ自分に関係なかったとしても「ネガティブに対して強く惹きつけられてしまう」という特徴があるのです。
最近では、SNSでもネガティブを前面に出して視聴回数を稼ぐ戦略も板についてきましたが、そのような選択肢は、ぼくたちの本能的な部分をねらってきていると言えるでしょう。
▼だからこそ「ポジティブ」を探すべき
ここまで「ネガティブ戦略」のカラクリを書いてきましたが、いったん冷静になって考えてみましょう。
「そもそも、ぼくたちの生活は、ネガティブばかり起きているのか?」
ということに。
過去記事にも書きましたが、「ネガティブとポジティブは表裏一体」。
ぼくたちの生活の中には、確実に両面が存在するはずなのです。
しかし、ぼくたちは「ネガティブに惹きつけられる」という特徴を有しているので、どちらかというと「ネガティブなことばかり印象に残ってしまう」という残念な癖があるのです。
このような残念さを打破するヒントを与えてくれたのは、心理学者のバーバラ・フレデリクソンさん。
彼女が発見したのは、幸福になる黄金比率。
「幸せになるためには、ネガティブ1に対してポジティブ3見つけよう!」
という幸せの黄金比率でした。
フレデリクソンさんは、ブラジルのカトリック大学で教鞭をとる数学者のマルシャル・ロサダさんと共に、「ポジティブな感情と幸福度の関連は、数式で表すことができる」という発見をしました。
それが、「ネガティブ1:ポジティブ3」という黄金比なのです。
こんな簡単なことで?と思いますよね。
しかし、「日常生活の中でポジティブを見つける」ということは、本当に意識しないとなかなか難しいもの。
成功者のノウハウ本にも「感謝の習慣をつけよう」なんて約束事が出てきますが、そのルールもこの「ポジティブ見つけ」につながっているのです。
普段と変わらない日常生活の中にも、「感謝すべきタイミング」は潜んでいるもの。
そんな何気ない日常の中で「幸せだなぁ」と思う機会を増やすことによって、世の中の見え方が変化して、ポジティブ脳を手に入れることができるのです。
ぜひとも、明日から実践してみてくださいね。
▼まとめ
本記事では、「意識的にポジティブを見つけていくことが、幸せになるコツだよ!」という内容をまとめました。
分かっていながらも改めて文字にしてみると、過去記事に書いてきたような「過去や未来ではなく『今』を生きることが大切」という内容にもつながってくるのではないかと気づきました。
この気づきにも感謝ですね!!
📘引用文献
#脳科学は人格を変えられるか
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