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【勉強法】勉強効率を上げるために意識したい5つのポイント

「なかなか勉強に対して前向きになれない。」
「勉強をしても身に付いていないような気がする。」
「何から手をつけたらいいのか分からない。」

というお悩みを解決する記事です。

「勉強」と聞くと、「学校で教えてくれるもの」というイメージがあると思いますが、当然のことながら勉強は一人でもできるのです。

もちろん、学校のように集団で学び、集団で本質に迫っていく方法も1つの学び方ですが、メリット以上にデメリットの方が目立つこともある。

それは、「環境の力」に他なりません。

それぞれの興味・関心やモチベーションが違った子どもたちが一同に会して、与えられたテーマについて学ぶことを強いられたら…

その結果が素晴らしいもになるとは言い切れませんよね。

しかし、そのまま環境に責任を押しつけて「できないままでよし!」としておくのも若干心配です。

だからこそ、本来の「勉強の楽しさ」を子ども自らが自覚して「自ら学んでいく」という姿につなげてあげたいじゃないですか。

教師として、親としてそんなことを思い立ち、こつこつと科学的なデータを集め独断と偏見で「勉強のポイント」を5つまとめました。

ぜひともできるところからチャレンジしてみてくださいね。


▼勉強効率を上げるための5つのポイント

本記事でご紹介する5つのポイントがこちら。

①環境にこだわる
②モチベーションに頼らない
③目標は小さく具体的に
④時間を細かく区切る
➄「間違い」を大切にする

でございます。

早速、解説していきます。

①環境にこだわる

人間の能力というのは、「遺伝と環境の関係性」によって決められると言われています。

それほど大切なのが「環境」であり、「よりよい環境を整えてあげる」というのが大人が子どもに対してできる数少ないサポートなのです。

余談ですが、「子どもが幼い頃からがんがん詰込み教育を行っていったところで、中学生くらいにはそのメリットがなくなり、20歳前後においては家庭で行った教育効果はほぼほぼなくなる」とも研究で確かめられています。

ただ、生涯を通じて生きてくるスキルである「自信」、いわゆる「私ってなかなかいいよね!」というメンタル的な部分を育てるには、同年代の子どもたちの中で周囲よりも優れているという実感は必要不可欠でしょう。

もちろん、大人になってから「自分のよさ」に気づいたり、「勉強って楽しいな!」と発見して学び始めたりする例もありますけどね。

そんな万能スキルである「自信」をどうにかして子どもたちにもたせてあげたいと感じているのであれば、「〇〇ができる!」という達成感をたくさん獲得させてあげることが大切です。

そして、達成感を獲得させるためには、「勉強しなさい!」という直接的なかかわりも時に必要な場合もありますが、ねらうは「内発的動機づけ」なのです。

「内発的動機づけ」というのは、「知りたい・調べたい!」「うまくなりたい!」という「自分の内面から沸き起こってくる動機」のこと。

詳しくは👇
#モチベーション3.0

その逆は、「外発的動機づけ」といわれ、「勉強しなさい!」のような他者から促されるから仕方なしに行うという状態をいいます。

何をするにも「内発的動機づけ」には叶わないのですが、そんな内面から沸き起こる気持ちを促すためには「環境を整える」ことくらいしか親御さんにはできないのです。

そこで、「環境を整える」ということは例えばどういうことなのかをいくつか挙げてみます。

✅「環境を整える」とは例えばこういうこと!

・勉強部屋をつくる
「この部屋は、勉強する部屋」という意識をつくることで、集中力のスイッチをスムーズに切り替えることができます。
 「勉強部屋」というくらいですから、本当に勉強に必要なもの以外は持ち込まないようにしましょう。

勉強道具を出しっぱなしにしておく
➢人間は、「時間がかかるめんどうなことを諦める」という特性をもっています。ある研究では、「準備に20秒間かかることは実施されない」なんて報告もあるくらい。
 だからこそ、勉強をする!と決心してから、「筆箱どこだっけ?」「やべっ、教科書忘れてきた…」など、もたもたしているうちに少しずつ勉強をやらない理由をためこんでしまいます。
 なるべくスムーズに勉強へ移行するため、必要不可欠な道具は勉強部屋の机の上に出しっぱなし。教科書、ノートは開きっぱなしくらいの意識で準備しておきましょう。

問題をやりきらない
➢「目標達成!やり切った!」という清々しさは誰しも味わいたいもの。しかし、勉強においては、「解きかけたままにしておく…」というのも立派な環境づくりです。
 というのも、「ツァイガルニク効果」という心理特性がありまして、これは「中途半端だからこそ気になっちゃう。」というもの。
 「解けそうな問題をあえて途中で投げ出しておく」と、そのもやもや感から再びすっと勉強に入り込める可能性があるのです。

・「ながら勉強」はしない
➢「好きな音楽を聞きながら勉強をすると捗る」という人もいるでしょう。しかし、この勉強法は科学的に否定されています。
 確かに好きな音楽というツールは、「気分を向上させる」という効果はあるのです。しかし、スマホと同じで「知らず知らずのうちに音楽に気を取られる」ことから、勉強効率を絶対的に下げてしまいます
 質が悪いのは、音楽が気分を向上させることから「あぁ、今日も捗った!」と勘違いを引き起こしてしまうこと。
 勉強効率を上げたいのであれば、耳栓をするくらいの勢いで周囲の雑音はカットした方が良いのです。

②モチベーションに頼らない

「なかなかモチベが上がらなくて…」という言い訳で勉強に取り組まない子どもたちは多いでしょう。

残念ながらそのような言い訳をしていると、ずっと勉強することはできません。

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