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子どもたちのために変えていきたい「授業スタイル」とは。

audiobookに感謝しかないJUNです!

ゆったりと時間を気にせず読書する時間が至福の喜びなのですが、現在の生活スタイルでは、自分の好きなタイミングで本の世界へ旅立つことはできません。いや、正確に言うと旅立つことはできるのですが、戻ってきたときに失うものの大きさを考えると、旅立つことを躊躇するわけです。

そんな僕を救ってくれたのは、audiobookです。家事をしながら本を聴けるというのが最高です。それからというもの、洗濯物干しも皿洗いも率先して引き受けるようになりました。そして、職場への通勤も敢えて徒歩にしております。

本日は、そんな話題。

これだけ生活スタイルが変わってきているのだから、学校の学習スタイルももっと変えられるのではないかという話題です。

自分の授業をもっと良くしたいとか、先輩の授業を見て、問題意識をもった人には「そうそう!」と言ってもらえると思いますので、どうぞ読んでみてください!

▶未だに変わっていない授業スタイル。

突然ですが、「これっていつからやっているんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。例えば、連絡帳。毎日書いてます? もちろん、1年生であれば、文字を書く練習という価値があるでしょう。では、6年生は、どうでしょう。まさか、新しい漢字の練習になんてことはありません。では、「何のために書くのかな?」と考え、むしろ一週間の予定を配った方が効率的なんじゃないかと考えて僕の学級では連絡帳を書かないことにしてみました。一週間の予定を一気に知ることができれば、連絡帳を書く時間を別のことに使うことができるだけでなく、持ち物の準備や授業に対する見通しをもつことができるので、メリットの方が大きいと僕は思います。

そんなことを言い出すと、置き勉は最近許可されましたし、板書もいつしかなくなるのではないかと思うのです。教師が黒板に書いていくよりも、パソコンで必要な情報を打ち込んでいった方が早いし、目線も子どもたちに向けたままで進行できます。ある先生は、「書くスピードが遅い子どもがいるから、書き終えた板書を写真に撮って渡している。」という支援を教えてくれました。そのような支援ができることを考えると、敢えてノートを書かせずに自分の意見を伝えることに全集中してもらい、いつも板書を配ればいいのでは・・・?とか思ってしまいます。

数年前、国語で授業を発表させてもらいました。子どもたちの中心活動は「書くこと」だったのですが、講師の先生に、「書くことに苦手意識がある子どもがいるんです。どうしたら良いでしょう?」と質問をしたら、

「良い方法がありますよ。パソコンで打てば良いのです。パソコンで打てば書くことに苦手意識をもつ最大要因である『書き直し』の問題がクリアできるでしょ。」

と教えてもらいました。その瞬間、

「あっ、これはノートへの速記を教えるのではなく、パソコンの入力方法をまずは身に付けるべきだな。」

と感じたものです。

このように、「今の当たり前」は、先進的な先生方の実践により「時代錯誤の指導」になりつつあります。もっと言うと、教師が前に立ってみんなに語り掛けるように授業は、もう「当たり前の筆頭」ともいえるでしょう。しかし、その当たり前にもいよいよ限界がきているのです。

▶一斉授業の問題点とは。

言うまでもなく、授業のスタイルは教師が選ぶことができます。しかし、多くの先生方が一斉授業。口頭により質問を含めながら進行していく「復唱式授業法」を選択します。これはなぜかというと、

「実際に自分が受けてきた授業スタイルだから。」

というのが最大の理由です。

先生ではない人も、「授業」と言われると、先生が前に立って役立つのかよく分からない知識を披露しているようなイメージが思い浮かびませんか。実際に授業している教師も、まだまだ「復唱式」を取り入れています。

「復唱式」最大のメリットは、

「教師が計画した方向へ進むことができる。」

という教師側の視点です。教師側は、子どもたちに「考えて欲しいこと」を事前に計画していますからね。しかし、「復唱式」では、必ず子どもたちの意見が教師のもとに返ってきて、教師の意図によって価値付けられ、教師の意図によって進行していきます。では、子ども側にはどのような影響を与えるのでしょうか。

▶「復唱式授業法」のデメリット。

さて、僕はいつも変革派なので、何十年も続いている「復唱式」のデメリットを書きます。それは、

・レベルの低い1問1答の応酬になりがち。
・数人の積極的な子ども中心に授業が進行しがち。
・教師の知識を子どもが受け取るという構図になりがち。
・予測可能な範囲に終始することで、刺激のない授業になりがち。

と言った問題点があげられるでしょう。いろいろ書きましたが、言いたいことは、

「子どもが本当に学びの楽しさを見いだすことができない。」

ということが問題だと思うのです。

世の中が大きく変わり、子どもたちでも手軽に情報へアクセスできる時代となりました。その反面、学校でも子どもたちと共に考えていくべき問題が広がっているのは事実です。しかし、子どもが問題解決へ向かって主体的になることができる環境は整備されつつあります。

この好条件を最大限に生かした授業スタイルを考えていく必要があるのです。

▶まとめ。

本記事では、「授業スタイルも見直せば、もっとできることがある!」という話題を書きました。

本当は、どのように変えていこうかという話題も書こうと思ったのですが、むしろ、そっちの方がおもしろいので書きたかったのですが、最近だらだらと文字数が多くなってしまっているので、ここら辺で一旦お開きにしようと思います。

では、みなさん、またお会いしましょう!!

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