【勉強法】「勉強」を「じゃま」する意外な「敵」とは。
「世間話」は苦手でも「無駄話」は得意なJUNです。
「何が違うんだ?」っていうことを説明し始めると、文字数が多くなってしまうので、一言で表すと「目的意識の違い」と僕の中では認識しております。
本日は、そんな話題。
僕が自信をもって披露する「無駄話」は、もちろん「授業中の退屈しのぎ」という子どもたちへのささいなメリットの提供を目的としているのですが、その「無駄話」で一番の恩恵を受けているのは、実は僕自身なのです。
「なぜ、話をしている本人にメリットがあるのか?」というと、「話をしていくうちに知識の足りなさを自覚することができる」ということが最大の利点。
「あれ?ここどうだったっけ?」とか、「あぁ、ここんところをもうちょっとつきつめておけば、もっとおもしろく話せたのに。」という課題が見つかるわけですね。
実は、この「一人脳内会議がとても大切!」という内容をまとめましたので、ぜひとも、子どもさんにも教えてあげてくださいね。
▼「勉強」の「じゃま」をする意外な「敵」とは。
さて、今日も結論から書いていきましょう。
気になる、「敵」の存在ですが、それは、
「知ってるつもり。」
なのです。
実は、この「知ってるつもり」はかなり質が悪い。そして、「子ども」とか「大人」関係なく、様々な場面で足をひっぱります。
過去に「勉強効率を上げるには、ミニテストが必須」という記事を書きました。
「ミニテスト」最大の効果は、
「自分が分かっていないことに気づくことができる。」
というところにあります。
人間が「知ってるつもりの罠」にひっかかりがちだということを明確につきとめたのが、心理学者のデビッド・ダニングさん。
そう、あの「ダニング・クルーガー効果」の人です。
この効果の例として引き合いに出されるのが、車の運転技術の話。
「自分の運転技術は、平均以上である。」
という自信を大多数の人が何の根拠もなしに思いがちというあの例です。
なぜ、このような結果になるのかということを見ていくと、その人なりの根拠が見えてきます。
「だって私は、免許を取ってからこれまで一度も事故をしたことがないから、運転はうまい方だと思う。」
とか、
「毎日、通勤で運転をしているから、慣れている方だと思う。」
のような「その人」なりの根拠はあるわけです。
しかし、ちょっと待てと。
「あなたの運転するその道はどこなんだい?」と問い返すと、ちょっとした事実が見えてきます。
という答えが返ってきたら、「いやいや、本当に運転技術の問題なの?」ってなりますよね。
このように、「運転する環境」が大きく違ってくるにもかかわらず、人間は「自分主体」でしか判断ができないのです。
まさか、「運転技術」がものをいうような仕事でない限り、「となり近所の人と運転技術で白黒つけましょう」なんて提案されるのは、まれとしかいいようがありません。
このような人間心理は、もちろん「勉強」にも応用できます。
どういうことかというと、
「自分がどれだけ理解しているのかを判断するときに、自分の知識を頼りにすると過信が起きる。」
ということなのです!!
ダニングさん曰く、
と言っています。
これは、まさに「勉強の敵」でしょう。
無論、「知識」というのは、どこまで掘り進めても底に行きつくことはできません。
ということは、何かしらの事象に対して、「もう、全部わかっちゃったもんね。」という気持ちになることが自体が黄色信号」ということなのです。
ぜひとも、「ミニテスト」のような手立てを使い、「知ってるつもり」を打破してくださいね。
▼まとめ。
本記事では、「『勉強』の『敵』は、知ってるつもり。」という内容をまとめました。
ただ、「知ってるつもりの恐怖」を知ってしまえばこっちのもの。
ありとあらゆる場面で、「調子に乗るな!」と自分に言い聞かせることができますものね。
そうやって、「知識」に対して「謙虚な姿勢」でいるように心がけることが、「知ってるつもり」から自分を守ることにつながるのです。
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