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【子どもの成長】「自尊心」の間違った扱い方とは。

「自尊心」という言葉に敏感なJUNです。

きっと僕だけではないでしょう。子どもとかかわる機会のある方であれば「自尊心」というのはパワーワードのはず。

本日は、そんな話題。

確かに「自尊心」は大切なのですが、意外と「子どものためと思った声かけが逆効果になる」なんてこともあるのです。

そんなおもしろい情報を見つけましたのシェアさえていただきます。

▼「自尊心」の間違った扱い方とは。

冒頭でも触れたように、「自尊心」と聞くと、「高い方がよいに決まっている!」と思いがちですが、実はここに注意しなければなりません。

もう少し具体的に書くと、

「最初から、自尊心を高めることを目的としてはいけない。」

ということです。

例えば、「子どもは、とにかく褒めないといけない。」とか、「結果が出ないときは優しく包み込まないといけない。」とか・・・。

極端に言えば、このような「〇〇しないといけない。」ということで「自尊心」は上がったり下がったりしないのではないかと言われています。
#スピリチュアルズ

ここでおもしろい実験を1つ。

心理学者のロウ・バウマイスターさんは、「子どもは褒めて伸ばすべき」という主張を確かめるために、「ほめる」効果を測定したのです。

「中間試験でC以下の学生から無作為に対象者を選び、自信をもたせるための応援メッセージを毎週送り続ける。」

という実験をしました。

その結果が、なかなか興味深い。なんと、

「励ましのメッセージを受け取った学生は、何もメッセージをもらえなかった学生よりも成績が悪かった。」

というのです。むしろ、

「励ましのメッセージをもらったにもかかわらず、次の試験では、中間試験よりも成績が悪くなった。」

というから驚きですよね!!

ここまで読んだで「なるほど!」と思った方もいらっしゃるかと思うのですが、「自尊心」というのは、やはり「やみくもに褒める」というやり方ではだめなのです。

バシッと言わせてもらうと、

「『自尊心』というのは『結果』によって高まるもの!」

なのです!!

だからこそ、思い通りの点数にならなかった子どもに、

「大丈夫!次はきっといい点数が取れるよ!」

と何の根拠もない励ましをしたり、

「自分なりにがんばったんだから、次に活かそうよ!」

と、子どもさんの「がんばり」を確認せずに、「がんばったね!」と言ったりしてはいけないということが示唆されているのです。

あのキャロル・ドゥエックさんも、

「子どもの努力が足りずに結果がふるわなかったのなら、『あなたの努力が足りない』とはっきり指摘した方がよい!」

と主張していましたからね。

僕たちは、「自尊心」を意識するがあまり、「とにかく褒める」という単純な支援をしてしまいがちではないでしょうか。
#僕だけかな

しかし、その「根拠のない褒め言葉」は、子どもの「根拠のない自信」を高めることにつながり、結果的に「自尊心の低下」をまねいてしまうかもしれないのです。

しっかりと、子どもさんの取り組みを根拠としてアドバイスすることを忘れないようにしたいものです。

▼まとめ。

本記事では、「子どもが頑張った行動を褒めよう!」という内容をまとめました。

新年がスタートし、子どもさんも心機一転過ごしていることでしょう。

そんな子どものやる気に水を差さないよう「褒め言葉」には、十分に配慮したいものです。


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