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【メンバーシップ】「悪口」から見えてくる、コミュニティの価値

教室には、様々な子どもたちがいます。

特に小学校という場所は、一般的には「同じ地域に集まっている子どもたち」の集まる場所であり、家庭環境や価値観は本当に多種多様。

そんなガチャ的要素満載の集団を一人の大人がまとめようとする訳ですからなかなか一筋縄にはいきません。

ただ、ガチャ的要素故、人生においてきっと交わらないであろう人との交流もある訳で。そんな運命の出会いを楽しむ場所と捉えれば、「学校」の価値も少しだけ違ってくる気もします。

さて、最近では「個別最適な学び」が叫ばれ、ようやく「みんな」ではなく「自分が」を大切にする方向へ流れが向いています。

先生という職業をやっていると、授業をするだけでなく授業を参観させてもらう機会が多々あります。

最初は、授業の中で目立つ子どもばかり追いかけていたのですが、最近は、あまり反応していない、むしろつまらなそうにしている子どもの様子が気になり始めました。

そんな個人的な視点の変化と「個別最適な学び」が謳われ始めたことが重なり、やはりそういう時代なんだと勝手に運命を感じたのです。

本日は、学級という一括りの空間の中でも、ちょっと気になる子どもに焦点化した記事となっております。

大人の人間関係にも使えますので、読んでみてくださいね。

▼「大人しい子」ほど、的確に判断している

授業に臨む子どもたちを乱暴に4つに分けると、

①学びに対して主体的であり、積極的に表現する子ども
②学びに対して主体的であるが、表現には消極的な子ども
③学びに対して消極的であるが、積極的に表現する子ども
④学びに対して消極的であり、表現にも消極的な子ども

の4つのタイプになります。

E=表現 M=主体性 ①右上 ②左上 ③右下 ④左下

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