良くないことこそ、「いいね!」と言った方が良い理由。
子どもたちと生活しているとついつい口うるさくなってしまうものです。
「あなたのためを思って。」
と言うのは本音でしょう。しかしながら、この気持ちを子どもたちが汲み取ってくれるには少々時間がかかるかもしれません。
「忘れ物をしないように。」
「宿題はきちんとやりなさい。」
「時間は守らないといけない。」
などなど、最終的には、
「大人になったときに役立つから・・・。」
と、大分先を見据えた決めセリフを放ち、事を終息していませんか。
しかし、全てのアドバイスを子どもが深い納得感と共に受け取ってくれるとは限りません。まさに、「理解」はできるのですが、「納得」までは届かないといったことでしょうか。
過去記事にも書きましたが、気心知れた親や教師という関係性のあまり、
「的確なアドバイスほど、素直に聞くことができない。」
という状態に陥ってしまうことがあります。
では、どのような声かけをすることで、親や教師の意図を十分に伝えることができるのでしょうか? 本記事は、そんな話題です。
▶「良くないこと」こそ褒めよう。
結論。
「『できた!』タイミングで褒める。」
ということが効果的な声かけなのです。
「いやいや知ってますよ!」という方も落ち着いてお読みください。もう少し具体的に説明しますね。
「忘れ物をしないように。」
「宿題はきちんとやりなさい。」
「時間は守らないといけない。」
このような声かけをしなければいけない状況を少しでも改善したいという気持ちをおもちなら、チャンスは、
「たまたま『できた!』瞬間です!」
「いつも忘れてしまう物を持ってきた。」
「いつもやってこないのに、今日は宿題をやってきた。」
「いつも遅刻なのに、今日は間に合った。」
というように毎日でなくても構いません。続かなくても大丈夫。何かしらの奇跡により、たまたま気が向いて「普段はできないことができたとき」こそ、
「大げさに褒めてあげる。」
ことが大切なのです!!
この称賛こそ、子どもに対して、
「より良い行動を教え、促す。」
ことにつながります!
僕たちは、「良いこと。」と「悪いこと。」を天秤にかけると、「悪いこと。」に目が行きがちになってしまうものです。
だからこそ、ついつい小言を与えてしまうのですが、その一般的にやってしまう対応の逆こそが、子どもたちの行動をより良くしていくかぎになるのです。
いつも書いているように、「注意」や「叱る」と言った手段では、子どもに「心から行動しよう。」という動機を起こさせることはできません。
大切なのは、子ども自身が、
「まぁ、やった方がいいな!」
と心から必要感を感じて行動することですよね!
だからこそ、
「褒めることでより良い行動を強化してあげる。」
ことが本人にとっての最高の対応方なのです!!
▶まとめ。
本記事では、「より良い行動を増やすためには、やっぱり褒めることが大事。」という話題をまとめました。
分かっているのですが、なかなかできないこともありますよね。
だからこそ、子どもと共に生活をする教師や親御さんは、心の余裕が必要になってくるのです。
まずは、「自分の心」を見つめ直し、整える方法を実行しつつ、子どもの行動がより良くなっていくよう声かけをしてあげてくださいね!
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