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【教育の新しいかたち】「個別指導」がなくならない理由とは。

もうすぐGLSが1周年を迎えるJUNです。

日曜日の午後という超絶限られた枠で、こつこつと実績を積み上げてきました。

本日は、そんな話題。

1年間細々と続けてきて感じたことと、大げさに言えば、「学び方のかたち」について考えていることを書いていきたいと思います。予想や願いがふんだんに込められていますが、どうかお付き合いください。

▶「学び方のかたち」の多様さ。

GLSでは、基本はご予約を受け、「個別指導」を提供しています。しかし、新しい教室を提供いただいてからは、「オープンスクール」という方式で、「集まって個人学習」という方式も取り入れ始めました。
#もちろん教え合いも可

そんな感じでチャレンジしている訳ですが、支援から支援の隙間時間にちょっと気分転換をと思い立ち、ふらふらっと隣接した商店街へ出かけていったのです。

そこで気付いたのは、

「受験対策塾から始まって学童まで。子どもにかかわる居場所が充実していること。」

我がGLSは、「シェアNo1」を目指している訳ではないし、立地にあーだこーだ言えるような資金力もないので、「周囲にこんなに子ども関連施設があるのなんて!」と純粋にびっくりしました。

単純に興味が出たので、別の駅前に繰り出すと、駅ビルの中にひしめく

「塾塾塾・・・。」

とても、「全財産を投げうって開塾したら・・・。」なんて考えたら恐怖で立っていられない思いでした。

恐怖で慄く気持ちを奮い立たせ、駅ビルに侵入。
#普通にエレベーターで

なんとフロアに「中学校受験塾」と「個別支援塾」が並んでいるではありませんか。

震える声で「すみません。」と声をかけ、「これはすごいですね! 受験を考えている子どもと、個別指導で教えてほしいという子ども。両方が通えるようになっているのですね。」とキリっとしたナイスミドル塾長に話しかけてみました。すると、

「いやいや、うちとそちらは別ですよ。」

という返答。

なんと、違う系列の塾が、同じフロアで共存していたのです。
#仲が良いのかは知らん

なかなか奥が深い教育界。こうやって、子どもたちの「ニーズ」が切り分けられて「子どもに合わせたサービス」が提供されているのだなと勉強しつつ、じゃあ僕らGLSのうりは何なのかと考えたわけです。

そして、僕らの塾にはわずからながらですが、確かなニーズがあることを改めて感じました。

次章にて深掘りしていきましょう。

▶「個別指導」がなくならない理由。

さて、受験対策から苦手克服まで、網羅されている教育界。「完成された枠組みのなかで、新たなニーズを獲得するとしたら?」という問題を常に考えている今日この頃。

いくつか打ち手はあると思っています。しかしながら、「実験」ができていないので、「これが真実です!」と堂々と出せないのが歯がゆいところなのですが、今のところ出せる事実を書くと、

「本当に支援すべき子どもまで情報が届かない。」

というのは事実です。

「なんだかな。」という事実で申し訳ない。

もともと、GLSの立ち上げたきっかけは、

「子どもさんに合わせて学習支援を展開できれば、もっと学校の授業で活躍できる機会を増やすことができる。」

と確信したからです。

もちろん、公の「学校」でそこまでフォローできればベスト。しかし、35人を抱える先生が、「一人ひとりのニーズに合わせる」なんてことをしたら数日でぶっ倒れるでしょう。

だから、「学校の延長線上にある場所、GLS」というコンセプトなのです。

そして、この1年間、思いつく限りの発信方法で発信しまくりましたが、手ごたえがあったのは、

「届いていないな。」

という実感だけ。

ただ、「残念」で終わるのではなく、ここからが勝負。「なぜ、届かないのか。」ということです。

導きだされた答えは、

「GLSがターゲットとしている層は、学校以外の教育機関へ通うまでにいくつものハードルがある。」

ということが答えです。

ぱっと思いつく限りのハードルを立てていくと、

①「学校以外の教育を受けさせよう。」と思っていない。
②「学校以外の教育を受けさせよう。」と思っても情報検索ができない。
③情報検索ができても、申し込み方法が分からない。
④申し込み方法が分かっても基本的な情報が打ち込めない。
➄基本的な情報が打ち込めても、予定管理ができない。
⑥予定が分かっても、当日になると子どもを送り出せない。
⑦1回行くことができても「継続」しない。

すでに、7本のハードルが立ちました。

ここに、「気持ちの浮き沈み問題」や「料金的な問題」、そして「突発的な問題」が複雑に関わってくることで、ハードルの高さは、2倍にも3倍にもなるはずです。

情報の送受信が充実し、より便利になったからと言って、「みんながみんな同じように使いこなせている。」とは限りません。

だからこそ、「SNS発信をしているから大丈夫」と安易な考えでいると、「届いてほしい人に届かない。」ということは、分かりました。

さらに、「煩雑な手続き」や、「長期的に待たされるプログラム」は、メリットよりも「面倒くさい」というデメリットの方が多くなり、そこに「現状維持バイアス」が相まって、通塾にはつながらないでしょう。

だからこそ、「個別指導が大切」なのです。
#急展開
#ちょっと舵を切りすぎじゃないか

どういうことか。

従来であれば、「通ってきた子どもに大してできる限りの支援を展開する。」で事足りていたのですが、これから求められる、いや、実際にもう既に需要が出ているのは、

「通塾までの過程も支援に含まれている。」

というスタイルです!

もっと言うと、

「申し込みがあった子どもたち先着順に支援を開始するのではなく、本当に支援が必要な子どもを優先して獲得していく。」

という覚悟が必要なのではないかと思うのです!

本来の学びは、「自分の興味が赴くままに学んでいく!」ことが最高の学びなので、「塾に通わなくてもできるならそれもよし!」ですからね。

申し込みをぼ~っと待っているのではなく、本当に支援が必要な人に直接情報を届けるような覚悟が必要なのです!

だからこそ、「集団一斉授業スタイル」は、教師の人数を削減してサポートに回る教師が増えると思いますが、その分、「個別支援スタイル」はなくなるどころか、必要性が増すでしょう。

では、このような変化に「未来を担う教師は何を身につけるべきか。」という話をしたいのですが、そろそろ時間の奪いすぎなので一旦パソコンを閉じようと思います。

▶まとめ。

本記事では、「教師の働き方は確実に変わってくるよ!」という内容をまとめました。

ざっくり言うと、「何かしら専門的に特化した人が授業を担い、授業をしない人がT2に。人間関係に特化した人は、個別支援へ。」という流れがくるのではと大胆予測しておきます。

要は、「教師もマルチではなく、自分の強みを生かしやすい時代。」が到来するのではないかとにらんでおります。

どうなるかは、分かりませんが、確実におもしろい時代がくることは間違いありません。よかったら、一緒に「教育のかたち」を考えましょう!


📚サークルメンバー募集📚

決してここにつなげるために、本記事を書いたのではありません。
本当にたまたま。奇遇なことに、ここに辿り着くことになりました。

このサークルでは、メンバーさんの新たな挑戦を応援し合ったり、子どもたちの「新たな教育のかたち」を創造して実践したりする場所です。

ぜひ、共に語り合おうではありませんか!
あなたのご参加を、お待ちしております(^^♪


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