親や教師は、どの程度手を貸すべきなのか。
人に助けを求めることが上手くないJUNです。
分かっています。自信過剰だということは。しかし、昔から変に考えすぎてしまった結果、助けを求められず自分で何とかしてきてしまいました。ときには、何とかならなかったこともあったような気がしますが、過去の自分に出会えるとしたら、
「その考え方は間違っているから早めにお願い上手になっておけ。」
と、言っておきたいです。
「人に頼る」ということは、頼られた方にもメリットがありますからね。ほとんどの場合がWINWINの関係になることができます。
本日は、そんな話題。
子どもと共に過ごしていると、学習や生活面で困難を抱えたとき、親や教師という大人を頼りにしてくることがあると思います。
そして、頼られた側の大人は時に考えます。
「これは、この子のためを思って敢えて手を貸さない方がいいんじゃ。」
とか、
「何でもかんでも手助けしていたら、この子のためにならないんじゃ。」
という考え方ですね。
では、実際問題どうなんだ?ということをまとめましたので、子どもに頼られる頼りがいのある大人の方は、ぜひとも読んでくださいね!
▶「助けを求める」という行為の捉え方。
早速、「子どもが助けを求めてきたらどうしたら良いのか?」について結論から見ていきましょう。ずばり、
「助けを求めたことをプラスの評価として捉え、称賛しましょう!!」
という結論に行きつきます。
考え方は多様なので、「いやいや。」とお考えの方もいるでしょう。しかし、大切なのは、
「『助けを求めようとしたこと。』この気持ちと行動について価値づけてあげる。」
ことが必要なのです。考えてみてください、
学習に対してやる気がない人が、困った時に助言を求めますか? そうでしょう。この「助けを求める行為」自体、
「子どもがその学習を何とかして最後までやり遂げようとするレジリエンス。」
として捉えることができるのです。さらに、
「誰かに助けを求めて課題を遂行しようとする手段は、内発的動機が高い水準の子どもに見られる行動である。」
とも言えるのです。#「教育効果を可視化する学習科学」
そうなのです!! 「この子は、いっつもつまずくと人に頼るんだから。」とマイナスに捉えがちな側面もあるのですが、実は、「何とかして最後までやってやる!」という気持ちが、この「助けて!」の後ろ側に隠れているのです。
だからこそ、親や教師は、助言を求めてきた子どもの「やる気」に焦点化して承認した上で、課題を解決に至る助言をすることが最善の策なのです!!
▶親や教師にできること。
「助けて!」の裏側にそんな気持ちが隠れていたこと。恥ずかしながらここにきて気づきました。時には「自分でやんなさい。」と突き放してしまったこともありました。
教師のように多くの子どもたちからの助けを求められる立場にある人は、どうか自分の気持ちを落ち着かせ、どの子どもに対しても「よくここまで頑張ったね。」と安心できる環境を与えてほしいと思います。
というのも、やはり「助けを求める」という状況は、
「その課題に対する自信のなさ。」
も要因の1つなのです。
もちろん、課題が自分の実力を超えているため、今後の方針についてのアドバイスを求める場合もあるでしょう。しかし、あなたの周囲にもいませんか?
「取り敢えず、動き出すときに助言がほしい子。」
いますよね?
素晴らしい実力を備えているのにも関わらず、自分の考えの赴くままに進んでいっていいものかどうか、誰かからの助言がないと踏み出せないというお子さん。
このような子どもには、やはり
「『間違えなんてないんだ!』と思える安心できる環境。」
が必要不可欠なのでしょう。
もちろん、物事へ対する捉え方は一朝一夕では変わりません。
だからこそ、若い頃にたくさんのことに挑戦し、上手くいかなかった経験をたくさん積んでほしいのです。欲を言えば、子ども自身が「上手くいかない。」と思ったのなら、ちょっとでも満足できる方向へ軌道修正した経験もセットで獲得してほしいものです。
▶まとめ。
本記事では、「若い子ほど、挑戦させよ!」という記事をまとめました。
またまた当然のことですが、「困った」とか「うまくいかない」とかいう経験は、自分をある程度追い込んだ挑戦状態でしか味わうことができません。
だからこそ、親御さんや教師として、進んで背中を押してあげてほしいのです。少々強引に押して、つんのめりそうになるくらいがもしかしたら丁度良いかもしれません。
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