【登校再開】分散登校だからできること。

本日より登校再開、久しぶりに子どもたちと再会したJUNです!

ありふれた感想になってしまって恐縮ですが、やはり子どもたちの声が聞こえる学校は最高ですね! 先生たち、みんな「教師!」という姿で子どもたちに向かっていて格好良かったです!

1つ誤算だったことは、ペース配分を間違えたということですかね。我が校は、「分散登校」なので、学級の子どもたちが午前、午後と半分ずつ登校してきます。嬉しさあまっていつも以上のテンションで迎え入れた結果、午後の子どもたちの前で、息切れするという失態。次に子どもたちに会う水曜日は、もう少し賢く、大人の時間の使い方で、子どもたちを満足させられたらと反省しました。

ここからが、本題です。現状の分散登校は、言うまでもなく初の試みです。だからこそ、「やってみて感じたこと」がありました。もちろん、学級全員が揃わないことの難しさはあります。とはいっても、現状は変えられないので、分散登校という稀な状況をプラスに考えられるような記事をまとめましたので、どうぞご覧ください。

▶分散登校だからできること。

今日から始まった分散登校は、残り3回。その後、時間を短縮して全校が登校。全日登校ができるのを7月に想定しています。ともあれ、子どもたちに自分の授業が届けられること、これ以上に幸せはありません。今日1日だけですが、授業をした中で感じた分散登校の良さは、

「とにかく少人数である。」

ということに尽きます。僕の学級は40人近くいますから。子どもたちの出席が半分になると、その分一人ひとりに支援できる時間が増えます。子どもたちの進み具合をチェックしつつ、成果を見つけて称賛できるチャンスも増えるということです。

さらに、「そういえば!」と思ったことは、

「今日が授業開き。」

ということです。いつも通り授業を始めたのですが、子どもたちがかしこまった感があり、心の中で「どうしたんだろう?」と不思議に思っていたのですが、途中で気付きました。今の子どもたちとは、授業を共にしていないので、

「まだ、自分のポジションがつかめていない。」

みんなフラットの状態なのです! このチャンスを生かすしかないと思い、

「全員参加型授業。」

に切り替えました。具体的には、

・簡単な一問一答
・書き込み式問題
・アンケート型選択挙手
・意図的指名

を多用して、「授業の中で一人ひとりにスポットがあたる場面」をつくったのです。子どもたち同士のキャラ立ちが進んでいない今だからこそ、

「全員にチャンスがある! 自分も活躍できる!」

という意識で授業に参加してもらうことをねらいました。

子どもたち全員にスポットが当たる授業ができることは、分散登校による少人数授業のメリットです! 通常であれば、「学級づくり」も視野に入れていくべきなのでしょうが、今はとにかく「一人ひとりに活躍」に焦点化するべきなのではないかと考えます。そのような状況が整っているというチャンスを存分に使いましょう!

▶まとめ。

まだまだ日常が戻ってくるにはかかりそうですが、分散登校という状況は、十分メリットもあるということが実践をして感じることができました。久しぶりの学校で、ペースが戻っていない子どもたちもいましたが、それ以上に「今年も最高の1年にしたい!」という熱意も感じました!

自分の授業をもっと詳細に振り返れば、ここに書けないくらいの初歩的なミス連発でしたが、子どもたちの言葉をよく聴き、インサイトを見極めつつ、授業改善を進めていこうと思います!

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