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いつも一番最初に「発言」する子どもが覚えていた方がよいこととは。

「しーん」という状態が続くと、思わず手を挙げてしまうJUNです。

これまでも、「しーん」という状態を断ち切るために、ありとあらゆる役割を引き受けてきました。

本日は、そんな話題。

「教師」として授業をしていると、「沈黙」はこわいもの。

もちろん、あえて効果的に「沈黙」を使った授業をされる先生もいらっしゃいますが、僕はこわすぎて耐えられません。

そんな「沈黙恐怖症」の僕の強い味方が、

「反応がすばらしい子ども」

「正解」でなくてもいいんです。僕の話に「興味をもってくれている」ということが嬉しいのですから。

きっと、「教師」であれば、「いっつも真っ先に発言してくれる子の顏」が思い浮かぶのではないでしょうか。

そんな「子ども」さんが、その意欲を継続しつつ、さらに人生を充実させるために知っておいたほうがよい情報をまとめましたので、ぜひとも、大人になる前に教えてあげてくださいね。

▼いつも一番最初に「発言」する子どものが覚えていた方がよいこととは。

最初に前提を確認させてください。

とっても大切なのは、「一番最初に発言する」ということ。

これが「普通」にできている子どもさんであれば、まずその素晴らしさを認めてあげてほしいのです。

この「積極性」は、きっと担任の先生に伝わっているはず。

続いて、こんな姿が見られたら注意という情報にまいります。

ずばり、

「発言したら言いっぱなしで、とたんに授業へ参加しなくなってしまう。」

という姿。

もしも、このような状態であれば、「まぁ、とりあえず発言したし。」という油断か、「あんなに高かった積極性がしぼんでしまった結果」だととられられます。

これらの何が問題なのかというと、

「学習の価値は、自分の考えと友達の考えの違いや共通点に気づき、『さらに思考を深めていく』ことにあるから。」

なのです。

「教師」側からの理想をいえば、

「授業の時間全体を通して、自分の考えをバージョンアップさせ続けてほしい。」

というのが本音。

人間は、「考えたこと」が記憶に定着しやすい特性をもっていることからも、本当に「学習」を楽しむのであれば、「発言をする」と同じくらい「考え続ける」ということが大切なのです。

▼そんな「チャレンジ精神」が大人になると・・・。

さて、ここから「子ども」たちが「大人」になった世界のことを考えていきましょう。

授業では重宝される「1番発言」なのですが、大人世界の「1番チャレンジ」は、もしかするとうまくいかないかもしれません。

というのも、

ある研究でマーケティング研究者であるピーター・ゴールダーさんとジェラルド・テリスさんは、

「先発者となることは、メリットよりもデメリットの方が大きい。」

という衝撃的な結果を導きだしたのです。

もっと詳しい情報を付け加えておくと、

「真っ先にチャレンジした企業が失敗する確率は、47%だったのに対し、後発の企業の失敗率は、わずか8%だった。」

というから驚きです。

僕もこれまで、「とにかく迷う前に行動!」「迷ったら即チャレンジ!」みたいなことを繰り返してきました。

その理由は、こころの中で、「早く行動した方が有利なんだ!」と思い込んでいたから。

もちろん、そういう場合もありますよ。

しかし、「なんでもかんでも早ければいいってもんじゃない。」と、あまったれた夢見がちの僕の目を覚ましてくれました。
#本当にありがとう

冗談はさておき、肝心なのはその理由ですよね。

きっと、「そうだよね!」と思われた方も多いのではないかと思うのですが、単純に、

「似たようなチャレンジをするのであれば、先発隊がどのようなやり方でどのような成功、課題があるのかを分析した上でチャレンジした方が、成功確率が上がる。」

というのは自明の理。

だからこそ、「今更遅すぎる」と諦めてしまうのではなく、「冷静に分析したメリットを生かす」という考え方が成功への道なのです。

反対に、「とにかく急げ!」という軸でチャレンジした場合、もちろん上手くいく可能性はありますが、失敗する可能性も高くなることは否めません。

ぜひとも、「チャレンジするのは素晴らしいけれど、しっかりと周囲を見回したり自分の活動を振り返ったりするんだよ。」とアドバイスをしてあげてくださいね。

▼まとめ。

本記事では、「1番最初ということは、メリットもあるけれど、それだけで終わってしまってはいけないよ。」という内容を書きました。

ただ、個人的な意見ですが、最初に発言してくれる子どもさんというのは、学級にとって、そして僕にとって大変ありがたい。

ぜひとも、「1番最初」だけでなく、「考えること」を継続し、「チャレンジ精神」と「冷静な分析力」をもちあわせたスーパーマンになれることを願っています!



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