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『歩き方』の流儀~散歩がもたらすメリット~

心身共に幸福感に満たされたいのであれば「運動」から目を逸らすことはできません。

ただ、目的が「健康」とか「メンタルの安定」であれば、アスリート並みの強度にチャレンジする必要はないのです。

自分に適した運動強度で、たとえ短い時間だったとしても、こつこつと継続してきた努力は、決してあなたを裏切りません。

「適したと言われても…」と、身体を動かすこと自体を億劫に思ってしまうのであれば、生活の中に「散歩時間」を取り入れることを強くおすすめします。

忙しい毎日の中にうまく時間を見つけれるのであれば、リフレッシュする目的での散歩を。

忙しすぎて時間がないのであれば、「移動」を散歩に変えてしまえば、多少は確保できるはず。

ぜひとも、自分と相談して散歩時間を確保してみてくださいね。

散歩と同じくらいコミュニティも大切👇


▼驚くべき「散歩」の効果

まずは、散歩が僕たちの体にどのようなメリットをもたらしてくれるのかを簡単におさらいしておきましょう。

いくつもありますが、こんな感じ。

①健康な身体づくり
②メンタルの安定
③認知機能の向上

それぞれさくっと見ていきましょう。

①健康な身体づくり

何と言っても、「健康」は欠かせません。

どれだけ長生きしたとしても、健康でなかったら可能性を制限されてしまうかもしれませんからね。

そんな健康を散歩が支えてくれるのです。

具多的には、散歩によって

・血圧低下や心臓病リスク減少
・カロリー消費と代謝向上
・免疫系を活性化
・睡眠の質の向上

このような効果が期待できます。

これだけ見ても、歩かない手はありませんよね。

②メンタルの安定

運動がメンタルに効くことも有名ですよね。

運動によって脳内にエンドルフィンとかセロトニンといった、ポジティブな気持ちにしてくれるホルモンが分泌されることが分かっています。

さらに、ある実験では、「弾むように歩いた人ほど、数ある感情単語リストの中からポジティブな言葉を記憶する」なんてことも確認されています。

どうやら、僕たち人間は、散歩のような強度が低い運動ですら、気持ちをポジティブ方面に切り替えることができる模様。

気持ちが落ちた時の切り替え方法として「運動」をストックしている人が多いのも頷けますよね。

③認知機能の向上

散歩の効果は、心身の健康だけではございません。

なんと、認知機能さえも向上させることが分かっています。

散歩をすると、脳由来神経栄養因子(BDNF)が分泌され、記憶を司る海馬を成長させてくれるのです。

簡単にいうと、学習能力も高めてくれるのです。

また、脳の前頭前皮質の活性化も確認されています。

ということは、散歩をすると計画立案、意思決定、問題解決能力が向上する可能性すらあるのです。

あるあるエピソードとして、「散歩をしていたらアイデアがひらめいた!」なんてことありますよね。

僕たち人間は、基本的に座って考える体の構造になっていないのです。

頭の働きを活発にしつつ、問題解決や斬新なアイデアを練った方が成果が上がるかもしれません。

▼歩き方の流儀

さて、散歩のメリットを確認した上で、次は、「歩き方」も紹介します。

もちろん、自分が気持ちよくなれるコースを心地よい速度で好きなだけ歩いてもらいたいのですが、一応、科学的に報告されていることを書き留めておきます。

①心拍数と同じくらいの速さで

「運動中のように全身の体重を足にかけると、脳に送られる血液の量が増える」と確認したのが、ディック・グリーンさん。

血流が増えたことにより、脳がより働きやすくなり、先ほど紹介した認知能力の向上のような効果が見られるのでしょう。

そんな大発見をしたディックさん。

なんと、「心拍数と同じくらいの速さで歩くと、脳への血流が増える」ということも発見したのです。

気持ち速足くらいが丁度良いのかもしれませんね。

ちなみに、運動を始めてから約20分後に幸せホルモンが分泌されるとのこと。

ぜひとも、散歩をする際の参考にしてみてください。

ちなみに、気合いを入れて頑張りすぎると逆にストレスホルモンが増加し、折角の努力が水の泡になってしまうかもしれません。

健康を目的とするのであれば、あくまでも「気持ちいいな」くらいを意識して取り組んでくださいね。

②元気に楽しく!!

急に子どもみたいなこと言い出したな!と思われたでしょうか。

ただ、元気に楽しく歩くことは馬鹿にできません。

歩き方って、意外とその人の気持ちを表していると思いませんか?

落ちこんでいると、自然と下向き加減になり、狭い歩幅でとぼとぼと…なりますよね。

だからこそ、落ち込んでいたとしても、しっかりと前を見据えて、腕を振り、元気に歩くこの姿勢が、気分を回復してくれるのです。

もちろん、根拠もありますよ。

心理学の研究では、「前に動くと未来志向になり、後ろへ動くと過去の記憶が呼び覚まされる」なんてことが分かっています。

要するに、元気になりたい時こそ、「前に進んでいる!」という意識を行動で作り出すことが大切なのです。

③コースに「自然」を取り入れる

最後のポイントは、散歩コースの話。

ぜひぜひ、「自然」と触れられるようなコース設定にしましょう。

もはや説明するまでもありませんが、自然の中を歩くことは、ストレス軽減に特に効果的です。

緑地や水辺の景色は、都市の風景よりも脳をリラックスさせ、心理的な回復を促進することが分かっています。

「種の起源」で有名なチャールズ・ダーウィンさんも、自分の考えをまとめるために田舎へ引っ越したことが知られています。

さらに、400mほどの散歩コースを自作し、物思いに耽りながらコースを4.5周したとか。

どうせ散歩に取り組むのであれば、最大限にその効果を享受したいですよね。

ぜひとも、お気に入りの散歩コースを考えてみてくださいね。

▼まとめ

本記事では、「幸せな人生を実現するために散歩習慣を作ろう!」というテーマで記事を書きました。

散歩の優れたところは、一般的なスポーツのように道具のような準備がいらないこと。

さらに、ランニングのように負荷が高すぎなところにあります。

その気さえあれば、手軽に今すぐにでも始められる散歩をどうにかスケジューリングをして取り組んでみましょう。

継続すればするほど、その効果を実感できるはずです。







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