田舎の少年野球に感動した話
シルバーウィーク後半の2日間、ふと思い立って長野、新潟、福島と週末パスで鉄道旅に。
鉄道旅の振り返りをnoteにまとめてもターゲットはたかがしれているのでこんなタイトルにしてみました。もし知りたいという方いればコメントください(笑)
※もちろんタイトルの話はこの後出てきます!
鉄道旅をした理由はこちらに乗るため
「SLばんえつ物語号」。主に週末に運転される新潟県の新津駅から福島県の会津若松駅までを結ぶ蒸気機関車である。日本で現在運転されている蒸気機関車の中では屈指の距離を走ることで有名である。
この時期でも列車内は7割ほどの乗車率だった。思ったより人多いなと怯みつつも列車に揺られる。
3時間以上の長旅では、景色はもちろん車内では前面展望ができる先頭車やお土産なども売っている売店もあり飽きることなく楽しめる。
そして何より驚いたのが沿線でSLを見る人の多さ。
・各撮影スポットにいる撮り鉄
・SLを見に来た子供連れファミリー
・たまたま沿線のドライブで通りかかった人たち
などなど、手を振りながら写真を撮る姿は車内から見てとても気持ちがいい。崖みたいな立ち寄るのが危険そうなところにいた撮り鉄には若干驚いたが。
そしてその沿線で見た人々の中で最も驚いたのがタイトルにもある少年野球チーム。
彼らがいたグラウンドは線路のすぐそばだった。もちろんフェンスを隔ててありボールは飛んでこないようになっていたが。
通りすがったその一瞬、休憩中かのように見えた子供たちは全力で手を振っていた。
なんだろう、まるで手を振るために休憩を取っているかのような全力さ(笑)。本当に一瞬の出来事だったがその後いろいろな思いが巡った。
まず、このSLは地元の子供達に取ってすればそこまで珍しいものではないはずなのに...ということ。
この列車はコロナ禍では運休していたものの8月から運転しており毎週末同じ時間に見れるはず。
にもかかわらずみんなが手を振るというのはそれだけ地元に愛された電車であると同時に手を振ると喜んでくれると子供たちは理解して振っているのだろう。
そして、この一瞬でたまたま休憩中だったということ。なかなか休憩時間とかぶることはないはず。完全に憶測だが、もしかしたら少年野球のコーチもある程度時間を把握していて休憩の時間を取ったのかも??
さらにさらに、手を振って挨拶するってこともコーチが言っていたのかも!?と想像するとなかなかこのチームやるなと勝手に感心してしまった。
遠くから来てくれた人は全力で迎え入れる。ニュースとかでやってる地方の人が感染者の多い都会から来る人を虐げるのは完全に嘘のように思えた。
都会に住んでいると常に人混みがあって知らない人に手を振る、振りかえすなんて経験はまずない。あって遊園地ぐらい?
さらにはこのご時世でソーシャルディスタンスが流行ってより人と人との距離が遠ざかる一方だった。そんな中で人の温かみに触れ合うことができたこの体験は胸に来るものがあった。
やっぱり地方に住みたいなぁ。
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