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そのとき不思議なことが起こった『レーザー』がでたのだ

レーザが出ることは、全理系の父であるアルベルト・アインシュタイン先生にとって、普通のことだった。
だがしかし、時代と技術が追いついていなかった。
そんなレーザが産声をあげたのは1960年のことだ。
2020年の論文や専門誌の記事には、「レーザが生まれて60年」とやたらめったら書かれていたのは、記憶に新しい。
はねいぬも、3、4記事に書いてしまった。
読者諸氏には同じ書き出しで申し訳なかったが、それほどに嬉しかったと覚えている。(記事の主題は欠片も覚えていないが)

さて思い出話が過ぎたが、レーザの誕生を解説していこう。
真剣に技術として知りたい方は、Google先生にご教授いただくことをお勧めするが、軽い感じで学んで下さる方々はどうかこのまま読み進めてほしい。

レーザは光を出す物質の両端を、鏡で挟むと出てくる。
さながらあわせ鏡の要領だ。
光を出す物質はそのまま置いておくだけだと光らない物質なので、チカラづくで光らせてやる必要がある。
殴りつけたり締め付ける程度のチカラで光らない場合は、目が眩むほどの強い光を当ててやる。
物質によっては、スーパーリアクション芸人が教えてくれたビリビリ電気ショックを与えてやるのも良い方法だ。
これで光が生まれる。

この光があわせ鏡に挟まれ、鏡→光りを出す物質→鏡→光を出す物質→鏡、と行ったりきたりしている酔っ払い状態の間中ずっと、光を出す物質をチカラづくで光らせ続けていると…

そのとき不思議なことが起こった!


生まれたばかりの弱い光は、大きく成長しエネルギー溢れるガチムキになったのだ。
光は光を出す物質を通過するたびにエネルギーを増していく。
フラフラと鏡に跳ね返されていただけの光は、力強く直線的な動きを続け、いよいよ鏡に挟まれた狭い世界から、夢と希望に満ちたまだ見ぬ世界へと突き進む。
もうただの酔っ払いではない、自分自身の溢れ出る莫大なエネルギーに酔う酔っ払いだ。
人工の光、レーザの誕生である。


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