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『レーザー』ピュアカラー

繰り返しだが、レーザにはレーザたる理由があって、だからこそレーザと呼ばれている。
同じ光という種族でも、普通の光の蛍光灯やLEDにはない特徴があり、だからこそレーザなのである。

レーザの特徴その2 【単色性】
レーザ26の秘密(ウソ)の2つ目は、色について。
普段の生活ではあんまり光の色を意識しない諸氏もいるかもしれないが、光には色がある。
波長と言うやつだ。
レインボーブリッジを見れば、人類の可視域が一目瞭然だ。

レーザは光だから、もちろん色を持っている。
個性豊かなレーザ界では、可視域なんて狭い範囲に収まらない波長を持つレーザがたくさんいらっしゃる。
熱線と呼んでもいいほどの赤外線から、今流行りの半導体露光装置で使われる深紫外線まで、レーザの個性は幅が広い。
赤外線も紫外線も、人類の眼球で見えないのが残念だが、だからこそロマンだ。

光として持っている波長の幅がとことん狭いことが、レーザの特徴だ。
ピュアピュアなレーザの波長の幅はわずか0.5nmとかだし、広くても5-10nmくらいの幅しかない。
最近は30-50nmくらいの幅のある半導体レーザも、幅をきかせ始めてはきてるが、まあその程度だ。
波長の幅が5-10nmともなると、色としては混じりっけなしになる。
レーザ戦隊には、レーザパープルもレーザホワイトも、レーザブラックだっていない。
レーザピンクもいないのは残念だが、レーザレッド、レーザイエロー、レーザグリーン、レーザブルーと、レーザインビジブルがレーザ戦隊だ。
美しいレーザは、色もピュアな純色なのだ。
レーザは、ピュアでまっすぐな、分かりやすいやつなのである。

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