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詩「燃えかす」

 ベッドの上のポテトチップスの欠片に気がついたのは
作業が一段落して仮眠を取ろうとした時だった
指先にかすかに残るそれは
まるであの日の情熱のようだった

 燃えかす
見苦しいのは100も承知だ
恥ずかしいからうまく笑えないの
傷つけたいわけじゃない
だけどそうした方がより確実に熱に触れられると思って

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