この場合、プリンを食べてもいいのだろうか
昨日は午前のワードの授業が終わった後、新居のアパートに、先日ニトリで購入したベッドとパソコンラックの搬入に立ち会ってきた。
アパートに向かう途中、行きつけのコンビニでお昼を買った。搬入の時間が前日にならないと分からなかったので、その時間がいつになってもいいようにと、予め施設の昼食を止めていたからだ。
焼きそばとプリンとミネラルウォーターを買っただけで、700円ちょっともしたことに、改めてビックリした。この物価高なんとかならないだろうか。総理大臣も変わることだし。
11時半過ぎにアパートに着いた。
搬入の時間は11時50分から13時50分の予定。施設から少しずつ運んできた洋服などの荷物を片付けながら、搬入の人が来るのを待った。
12時になっても来る気配がないので、先にお昼を食べることにした。
ポッドキャストをBGMに、さきほど買ってきた焼きそばを食べた。久しぶりに一人で食べる食事は、なんだか寂しいというか空しかった。きっとこれからの食事はずっとこんな感じなんだろうなあと思うと、今から先が思いやられる。
焼きそばを食べ終えてデザートのプリンを食べようとふたを開けようとした時、玄関の呼び鈴が鳴って搬入の人が来た。
男の人が二人、てきぱきとベッドやラックを組み立てていく。
立ち会っている私は、ただそれを座って眺めているだけで、特にこれといってやることはない。どうせ暇だし、食べようとしていたプリンを食べてもいいだろうと思った。
だがしかし迷った。一生懸命家具を組み立ててくれている作業員の人たちを横目に、自分は優雅にプリンを食べるなんて失礼ではないのか。この場合、プリンを食べてもいいのだろうか。
考えた結果、彼らが帰るのを待ってからプリンを食べることにした。たぶんそうする方がよかったのだろう。そう思うことにした。
ようやく新居にベッドとパソコンラックが入ったことで、いよいよ完全に住める状態が整った。後は退所の三日間で、施設の荷物を運び込めば完成である。
初めての一人暮らしへの不安は相変わらず尽きないが、それでもやっと大型家具が入ったことで、この部屋に住むのがさらに楽しみになってきた。
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