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散乱した詩

155
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2022年1月の記事一覧

誰かを好きになれたら

誰かを好きになれたら

誰かを好きになれたら
きっと私は未来へ立ち向かえる

胸一杯に空気を吸い込んで
思いっきり吐き出したら

振り返った大嫌いな現実にも
「また明日」と笑って手を振ろう

小さな自分が嫌い

小さな自分が嫌い

名前を聞きたくない
考えたくない
貴方などに
支配されたくない

まだそんなことに
左右されている

小さな自分が嫌い

これは何かを壊す戦いではない

これは何かを壊す戦いではない

「誰かのため」にするのも
「自分のせい」にするのも

傷つかないように張った
狡い予防線でしかない

心を逃がすな
言葉の裏に隠れるな

傷つくことも
傷つけることも怖れない

これは何かを壊す戦いではない
創造する闘いだ

ヒーローではないけれど

ヒーローではないけれど

僕達はヒーローではないけれど
目の前のことは諦めたくなし
世界中を救えたりはしないけれど
明日まだ君と笑っていたい

まだ終わっていないから

まだ終わっていないから

貴方は先に行ってしまう
また心が置き去りになる

それでも進むしかない
まだ終わっていないから

痛む心を引き連れて
貴方の歩いた道を追い越して

きっと諦められない

きっと諦められない

忘れたくない光があるのだ
私も、貴方も

だからまだ
きっと諦められない

最後の最後まで

だから私は間違いでもいい

だから私は間違いでもいい

人の事情なんて
詳しく知る必要はないかもしれないし

人の気持ちなんて
正しく理解する必要はないのかもしれない

だって結局
私が生きているのは私の世界で

貴方の世界には
どうしたって行けやしないし

ただ私は私の思う方法で
大切な貴方を守りたい

それだって貴方には不正解で
時には傷をつけてしまうかもしれない

でもそんなこと考えていたら
何も儘ならないし

だから私は間違いでもいい
大切な貴

もっとみる
貴方のようになれないことを

貴方のようになれないことを

真っ白で
迷いのない
整然とした
貴方の道は
きっと正しくて
私はその姿が
とても好きだけど
同じ生き方をしたいかと
聞かれたとしたら
そうじゃないと言う

ちぐはぐな色で
迷ってばかりの
雑然とした
私の道は
間違いも多くて
でもだから
何度も行ったり来たり
あれもこれも見て
貴方の生き方を
知ることができたんだ

貴方のように
なれないことを
悲しいとは思わない

私の今までを
どう思われても

もっとみる
そう信じなきゃ

そう信じなきゃ

散ってしまった花にも
咲いていた記憶があるから

地面に落ちた自分を見て
情けなくもなるけれど

こんな萎れた私でも
愛してくれた人がいたから

春には別の花が何処かで
満開に笑うことができるはず

そう信じなきゃ

それが無駄でも無意味でも

それが無駄でも無意味でも

無駄に傷ついて
無意味に傷つけて

きっとお節介な貴方は
それでも笑ってるんだろう

誰かに憎まれたり
自分の無力を呪ったりして

きっとその分貴方は
多くを救えてるんだろう

それが無駄でも無意味でも
無力な独りよがりでも

手を上げられない私より
余程うつくしい

理解などされなくていい

理解などされなくていい

朝露を弾く草花のように
何者にも浸透しない美しさがほしい

理解などされなくていい
一瞥もくれなくていい

ただそこに私として
根を張っていたい