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手から読み取れること


私は見守りサービスを立ち上げ、『高齢者へ手のケアをしたい』訳ではないのです。

ちょっと語弊がありますが、確かに手を動かし、手を活性化することは大切です。

見守りサービスにおける目的としては、その先にあり、『手をとること』で『感じること、気付くこと』なんです。

手に触れると分かることがあります。微細な変化が確認できるのです。


手に触れてこそ感じること

訪問介護に携わり、業界では『サ責』
サービス提供責任者という仕事をしてきました。

サービス提供責任者の業務とは

1.訪問介護計画の作成
2.利用者 利用申込みの調整
3.利用者の状態変化、サービスへの意向の定期的な把握
4.居宅介護支援事業者との連携
 (サービス担当者会議出席等)
5.訪問介護員に対しての具体的援助方法の指示、及び、
 情報伝達
6.訪問介護員の業務の実施状況の把握
7.訪問介護員の業務管理
8.訪問介護員に対する研修、技術指導等

厚生労働省


この表で3番にあたる業務、定期的なモニタリングというものがあります。

利用者の変化、サービスが的確か否か面談等で確認するのですが、短時間で話した感じでは、『変化無し』とすることも多いのが現実です。

手に触れるセラピストになってからは、高齢者施設でのボランティアを通して、手から読み取れることが多くあり、在宅生活の見守りに生かせると気付いたのです。
 
手は生活の質を左右する大切な箇所。

いろいろなヒントが隠れていて、危険回避や早期対応ができると思っています。

家で安全に長く暮らす上で、手をとり日々確認することが大切。今の見守りサービスの業務に生きています。


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