感覚過敏を知らなかった私の大きな失敗
こんにちは!凸凹作家のMIKKOです。
ハンドメイドのマルシェ出店が近いというのに頭の中は最近「発達障害」「アダルトチルドレン」のことでいっぱい!
インスタのほうでは発達障害の発信はしているものの、アダルトチルドレンについては見てつらい気持ち、嫌な気持ちになる方も多いかもしれないのでnoteのみで語っていこうと思っています。
なので、ご興味ある方だけ、読み進めてくださいね。
小さな頃から子どもが感情を表に出すことが許されない家庭で育った私は、今でも感情を出すことがとても苦手です。
感情を出すこと、というより、自分の感情に気づくことすら苦手で、誰かに何か嫌なことを言われても咄嗟に感情が出てきません。一生懸命考えて考えて、「こういうときはどう思うのが普通なんだろう???」と、感情の正解を考えてしまうのです。しかも、嫌なことを言ってきた相手の気持ちを正当化して考えてしまうクセもついているので、本当に厄介です。
嫌なことを嫌と言うことができず、ひたすらいじられキャラとして何を言われてもヘラヘラ笑うという対応で生き延びてきました。
(娘の赤ちゃんの頃からのママ友とは、そういう上下関係ではなく楽しく話せる関係を築けていて、本当に感謝しています!!!)
そんな私が自分には感覚過敏があったんだと気づいたのは40歳近くなってから。
娘の発達障害診断をきっかけに発達障害の勉強をしまくって、感覚過敏を知って、ようやく自分の感覚過敏にも気づけました。
よくよく考えてみると、私自身、感覚過敏のオンパレード!
大きな音の空間がつらくて、とても疲れる
牛乳の匂い、水の匂いが苦手。特に水は常温だと匂いが気になりすぎて飲めない
おかゆが気持ち悪くて食べられない。想像しただけで吐きそうになる
棒アイスの木の匂いが気になりすぎて極力食べないようにしている
砂、粘土など、さわれない(がんばってさわると心がザワザワして落ち着かない)
少しでも締め付けの強い洋服を着るのが苦手で、長時間身につけると嘔吐してしまうことも
などなど。
こんなにも感覚過敏があるのに、なぜそれまで気づかなかったのか、、、
もちろん、「感覚過敏」というものを知らなかったからというのも大きな理由だと思うけれど、もう一つ大きな理由があります。
それは
過酷な家庭環境を生き延びるために、全ての感情や感覚を麻痺させながら生きてきたから
カウンセラーさんと話していた中でそのことに気づき、とても納得したのを覚えています。
感覚過敏で苦手なものが多い中、自分の気持ちを表現することもできず、必死に自分の感覚を麻痺させることで家庭内でも社会の中でも生きてきていたようなのです。
そんな私が一番よくなかったなと反省しているのが、娘の感覚過敏を最初の頃全く理解してあげられなかったこと。気持ちに寄り添ってあげられなかったこと。
幼稚園がうるさすぎて嫌だと言ったとき、洋服のさわり心地が無理だと言ったとき、etc.
思い出すと申し訳なくなるほど、理解してあげられていませんでした。
大人数の場所がうるさいのは当たり前のことだから我慢するしかない。
私服はさわり心地で選んであげられるけど、幼稚園の制服は決まったものを着るしかない。
みんな我慢してるんだから苦手な粘土も我慢して触るしかない。
そんなふうに思って、ひたすら娘を我慢させる方向の声掛けをしていました。
発達障害子育ての本など見ると、お父さん、お母さんには感覚過敏がないパターンのエピソードがよく紹介されています。
「自分はそんなこと気にしたことがないのに、気にする子どもは何かおかしいのかも」というふうに考えて受診したケース、幼稚園や保育園に相談したケースなどがよく見られます。
でも、私は世の中みんなそう感じながらも我慢して生きているものだと思っていたから、娘にも我慢させようとしてしまっていたんです。
自分自身にも感覚過敏があって、寄り添ってあげられるはずの立場だったのに。。。
「うるさい」「着心地が悪い」など、みんな考えているけど我慢していることなのだから、幼稚園に情報共有する必要さえないと思っていた私は、本当に娘にとっては理解してくれない嫌な母親だったんだろうなと思います。(その頃、娘は私に対しての暴力がひどく、私のことが大嫌いだったそうです)
自分の感覚過敏や発達凸凹を知ってからは、娘にも幼稚園の頃の対応を謝って、今では娘ととても良い関係になれているのですが、あのまま自分の特性に気づかないまま子育てしていたらヤバかったなとつくづく思います。
虐待を連鎖させないってことだけは心がけていたけれど、全然共感が足りていなかったなぁと本当に反省することだらけです。
それにしても、自分の感情、感覚に気付けないというのは、自分にとってだけでなく家族にとっても、デメリットがいっぱいです。
最近はだいぶ気づけるようにはなってきたけれど、これからはもっともっと自分の気持ちを大切に、自分はどうしたいのか、今どう思っているのかに目を向けていきたいと思っています!
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