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妊娠糖尿病になってしまった···でも炭水化物制限はNG!

妊娠7ヶ月で妊娠糖尿病と診断されてしまいました。。。

とても辛く悲しく自分を責め、なんとかしたいと思い炭水化物制限をやってみました。

結果、血糖値は下がりましたが栄養指導で炭水化物量が足りないと言われ、もっと食べるよう指示を受けました。

たとえインスリン自己注射をすることになっても食べなさい!

と言われ、頭の中に「?」が浮かびました。

血糖値が高いんだよね?

糖尿病なんでしょ?

糖尿病の食事療法の基本といえば炭水化物制限じゃん!

そう思った私はいても立ってもいられず、セカンドオピニオンに行く決心をしたのでした。

以下、セカンドオピニオンで説明を受けたことを記載します。

そもそも妊娠糖尿病とは?

通常は、すい臓からインスリンが出て血液中の糖分(炭水化物)を細胞が吸収することで正常な血糖値になります。
しかし妊娠して胎盤ができると、胎盤からインスリンの働きを阻害するホルモンが出ます。
このホルモンがインスリンに勝ってしまうと血液中の糖分を細胞が吸収できなくなり、血糖値が高くなります。
これが妊娠糖尿病です。
糖尿病と妊娠糖尿病は別で、妊娠糖尿病はそれまで血糖値に異常がなかった人が妊娠をきっかけに血糖値の上昇が認められる場合に使用する用語です。

妊娠糖尿病で指示以上の炭水化物制限が危険なのはなぜ?

妊娠糖尿病になると、細胞が血液中の糖分を上手に吸収できなくなります。細胞を通らない限り赤ちゃんに栄養を届けることができないため、血液中に十分に糖分があっても赤ちゃんにうまく伝わりません。
炭水化物を制限すると血糖値は下がりますが、赤ちゃんに栄養が届かない状態が続くことになり、結果として産まれてくる赤ちゃんが低血糖になるといったリスクが上がってしまいます。
必要な炭水化物量を指導されたら、きちんと炭水化物を摂取する必要があるのはこのためです。

妊娠糖尿病の食事療法はどんなものがあるの?

まずは、一日の食事を3回ではなく、5〜6回にして一日に必要な炭水化物をこまめに摂るようにするのが基本です。
これにより、お腹がある程度いっぱいな状態が続くので、脳が「インスリンをもっと出さなければ!」と思ってくれます。
多くの人が分割食で血糖値が落ち着きます。

インスリン自己注射は回避したいのですが···?

分割食を一定期間試しても効果が得られない場合はインスリン自己注射を行います。
インスリンが足りないことで症状が起こるので、インスリンを投与し十分なインスリンがある体を作ることが大切です。
インスリン自己注射をしたくないがために炭水化物を制限すると、赤ちゃんが危険になり、いいことは一つもありません。
赤ちゃんに栄養が届くようにするためには医師の指示通りインスリン自己注射を行うのが大切です。

妊娠糖尿病にならないためにはどうすればいいの?

妊娠糖尿病はたまたまインスリンの働きを阻害するホルモンがインスリンに勝ってしまうことで起こる現象で、予防法は特にありません。
たまたまそういう体質だっただけで不注意や努力不足が原因ではありません
妊娠糖尿病の人に「気をつけないからいけない」などと言うのは、血液型がAB型の人に「どうしてA型やO型に産まれて来られなかったのか」と責めるのと同じようにナンセンスなことです。
妊娠中は特にストレスを溜めないほうがいいので、妊娠糖尿病と診断されても前向きに受け止めましょう。

というわけで、妊娠糖尿病は
1.努力不足が原因ではない
2.赤ちゃんを守るためのインスリン注射はためらわない

というのが大切なようです。

赤ちゃんが産まれてきてくれることが何より大切なので病院での指示に従い治療を受けましょう。

自己判断での炭水化物制限はNG!

赤ちゃんを守るため頑張るぞ^^

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