Handi Camper

脳出血により左半身が麻痺し、一時は呼吸困難に陥り文字も数字も分からずオムツしたまま寝た…

Handi Camper

脳出血により左半身が麻痺し、一時は呼吸困難に陥り文字も数字も分からずオムツしたまま寝たきりだった男が🏕ソロキャンや🏕ファミキャンをしているという、にわかには信じがたい事実の"裏側"を語る物語。

最近の記事

【ファイルステージ|回復期病棟〜後編〜】

前編からだいぶ時間が経ってしまい、申し訳ありませんでした💦 回復期病棟の生活にもだいぶ慣れて来た頃、やはり考えるのは"退院"ですね! ただ、この頃になると言語聴覚士などによる、いわゆる"テスト"が度々行われます。 このテストが行われるという事は退院も視野に入れたリハビリや入院計画が立てられている証拠でもあります。 身体的リハビリについても同じで、回復の状態によって内容も変わって来ます。 お風呂に入って自分で体を洗ったり、着替えやトイレなども自身で行うようになります。

    • 【ファイナルステージ|回復期病棟〜前編〜】

      いよいよ...ここまで来ましたね。 回復期病棟、リハビリテーション病棟とも言います。 ここは、これからの生活と社会復帰を目指してどんどんリハビリを行う最終ステージです! もう、ここまで来たら考える事はひとつです。 1日も早く"外の世界"へ行く事です! 一般病棟の時よりもリハビリの内容も時間も大幅に増えます。 装具も変わってくるでしょう。 また、食事なども今まではベッドで食べていたのが食堂に移動して他の患者さん達と一緒にとったりします。 今までは同部屋の方としかあま

      • 【第二ステージ|一般病棟〜後編〜】

        もう、お風呂は入られましたか? 一般病棟に移った頃は、まだ自分で湯船に浸かる事は出来ませんのでベッドごと入る特別なお風呂に入ったりしました。 あれ、結構楽しいんですよね!もちろん初体験だし、なんかモビルスーツのコクピットに入って行くような不思議な感覚でしたねw ベッドに寝たままベッドごと特別な湯船にスライドして入って行きます。担当してくれるスタッフさんは2人で、シャワーを掛けてくれたり動かない麻痺側の腕や足など丁寧に洗ってくれます。爪が伸びていたりすれば爪も切ってくれま

        • 【第二ステージ|一般病棟〜前編〜】

          窓がある。 テレビもある。 ようこそ 一般病棟へ! HCUから一般病棟へ上がって来ました!1番嬉しかったのはテレビがある事でしたね! 一般病棟に上がって来たという事は"危ない状態"や"危険な状態"から脱出し、未来に向かって邁進して行きましょう!というステージに入ったという事です! リハビリも変わります。 装具という、麻痺した側の足にその時の状態に合わせて歩行補助具を装着して歩行訓練したりします。 "PT"という方が居ますよね?理学療法士さんですね!身体の基本的な動作を

        【ファイルステージ|回復期病棟〜後編〜】

          【第一ステージ|HCU 高度治療室〜後編〜】

          HCUでの入院生活...というか、毎日のルーティンも大体分かってくるのが一週間くらい経った頃でしたね。 普通の入院患者と1日の流れが少し違うのが脳梗塞や脳出血などの脳卒中で入院した患者の場合です。 あっ。 ここで補足して置きますが、よく"脳卒中"という"言葉"を勘違いなされる方がいらっしゃるので付け加えておきます。 脳卒中とは、簡単に言えば"総称"です。 脳梗塞や脳出血が病名なのに対して、それらの脳血管系の病気を含めた総称が"脳卒中"です。 ですので、脳卒中という"

          【第一ステージ|HCU 高度治療室〜後編〜】

          【第一ステージ|HCU 高度治療室〜前編〜】

          ここに来る前にICU|集中治療室に少し入って居ましたが、その時の記憶がありません。 後から家族に聞いた話では、精神状態が不安定で暴言を吐いたり暴れたりするので一時的にベッドにベルトで固定され、安定剤で眠らされたりしてたようです。 HCUに入ってからの戦いはやはり"頭痛との戦い"ですね! 私の場合は頭蓋骨に穴を開けて出血した血液を抜き取るには出血した箇所がとても難しい場所だった為に、更なる損傷や後遺症のリスクを回避する為、薬剤投与による方法が取られました。 薬剤投与による

          【第一ステージ|HCU 高度治療室〜前編〜】

          【脳出血になったらどうなるの?|自己紹介】

          初めまして。 Handi Camper と申します。 夏の朝。 私は突然、左半身が動かなくなり、救急車で病院に搬送されました。 診断は『脳出血』です。 出血量が多く、全ての状態・項目において重度と診断されました。 意識混濁、高次脳機能障害、構音障害、言語障害、重度の左半身麻痺。 もう、何もかも終わってしまった...そんな感覚でした。 妻も子供も居ます。 これから先...どうしたらいいのか。 絶望の中、ベッドに横になって、動かない左足を泣きながら見つめていまし

          【脳出血になったらどうなるの?|自己紹介】