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音楽は"自ら音を楽しむもの"だと思い出させてくれた出来事

お立ち寄りいただき
ありがとうございます。

新たな職場になり生活リズムが一転。
ゆっくり身体を休めることができるようになりました。

今、思えば。
以前の職場は、厳しい労働条件でした。
好きな仕事でしたので
身体がしんどくても続けてこれたのですが
実労働9時間以上に対し
休憩40分、月8日休み、公休は年始1日のみ、
ボーナスなし。

どんなに過酷な条件だったとしても
私には”そこ”に学びがあった。
働いた1年ちょっと。
自分が変わるために必要な条件が
”そこ”に揃っていました。

今の職場は
これまでしたことのない仕事なので
色々覚えることはありますが
ありがたいことに
身体のしんどさはそう感じません。

この週末は予定なくゆっくり過ごせた。
あと少し残っている断捨離。
今日は撮り溜めし保管していた
DVDを整理。
その中にあったある映像。
その映像を見たときのことを
思い出しました。
それは極々普通に生きてきた私に
とても大きな衝撃を与えました。

音楽やミュージカルが好きで
日常的に音楽がある生活でしたが
偶然みていた番組で
ある女性が歌っている
ミュージカルナンバーを聴いて
この女性の歌を会場で聴きたいと思ったことを
今でも覚えています。

番組内で歌っていたのは
元宝塚歌劇団宙組初代トップスター
姿月あさとさんです。

宝塚や東宝でも
ミュージカルの演目として有名な
『エリザベート』。

その中の2曲が紹介されていました。

「愛と死の輪廻(ロンド)」
「闇が広がる」

当時観た番組が
You Tubeにありました。

「愛と死の輪廻(ロンド)」は
姿月さんのアルバムに収録されているものです。


姿月さんの歌う姿や声が好きです。
歌っている時と普段お話しされている時の
ギャップも魅力的です。

「エリザベート」という演目が気になった理由も
姿月さんの音楽を聴いた時に受けた衝撃の理由も
後々に理解できるようになりました。

この番組をみていた当時の
自分の年齢は忘れましたが
今でもはっきり覚えているのは。
33歳の時。
私は。
このままの生き方でいいんだろうか、と感じた。
これも今思えば。
その年齢の時に
そう思わざるを得なかった理由も
自分で理解しています。

姿月さんの音楽に触れるたび
音を聴くだけでなく
初めて自ら音を楽しみたい、と思えた。

その結果
ボイストレーニングに通う、という
行動を起こしました。

32、33歳頃です。
アーティストを目指している訳でもない。
上手になりたいという思いはあったけれど。
まずは音楽を自ら楽しみたかったのが
一番の理由だった。

先生には基本から教わりました。
曲目はJazz中心。
元々Jazzが好きでしたので
とても楽しい時間でした。
が。
そもそもカラオケは苦手で
人前で歌うなんて考えられなかった。
そんな私の突拍子のない行動に
周りは驚いていました。

ボイトレの先生からも
ボイトレは
アーティストを目指している人がくるところ。
極々普通の人が習いにくることは
通常ではない、と言われた。
それでも、私は引き下がらなかった。
音楽を楽しみたかったから。
一年ほど通ったでしょうか。
果たして。
上手になったかどうか。
そう変わらなかったように思う笑
人前で歌う恥ずかしさが
ずっとあったから。
それでも発声の仕方や
響かせ方など教わり
それだけでも
日常楽しんでいた音楽が
何倍も楽しくなったのは確かでした。

そんな私の姿は
小さかった子どもの記憶に残っているらしく
よく鼻歌を歌っていたと。

私の母も同じでした。
ご飯を作りながら歌っている姿を記憶しています。

私にとって音楽は
自ら音を楽しむものであり
自分を知るルーツでした。

あなたにとって
音楽はどういうものなのでしょう。

音楽は人の心を豊かにしてくれます。 
そして
時に励まし寄り添ってくれたりもします。

たくさんの人から愛されている音楽は
年月経ても愛され続けています。

人と同じですね。
音楽も年月超え生き続けています。

私は姿月あさとさんの音楽に触れることで
音楽の楽しさや自分自身を見出せました。
感謝です。

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