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4/7 大切なことを、忘れない

こんばんは。のぼさんと過ごしすぎて実の祖父かと錯覚してきました、こちら石川県加賀市大土村

最近は毎日、朝起きるとすぐに外に出る。山の新緑、畑、桜の木、かわいい花々。絵本の世界に生きている心地になるほど美しい。山から朝日のエネルギーを目一杯もらって、一日が始まる。

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今日満開になったのはシャクナゲ。その繊細で折り紙みたいで壊れそうなな花びらが大好きで毎日見ているのだけれど、今日は一段と美しかったから一枚おすそわけね。

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のぼさんとお散歩をすると、昔はここで領主さんがお茶してたとか、この木は個々のおばあちゃんがくれたのだとか色々教えてくれて楽しい。歴史と今の境目がないの。繋がってきている感じが伝わる。最近は景観保護、とかよくあるけどそれにも作り込まれた感があってなかなか魅了されない。ここには本物の「残している」感覚があって心地いいんだ。

今日は午前中から美佳さん(写真作家さん)のところへ行って一緒にフォトグラムを作った。フォトグラムっていうのは、カメラを使わない写真作品のこと。写真=カメラって当たり前の人が多いんじゃないかな。特に現代はデータのやりとりが写真の主流だし、そもそも写真を手に取る作品として認識している人も少ない。

今日私がしたフォトグラムっていうのは、ものを押し花のようにして薬品を塗った紙の上に固定し、日光に当ててつくるもの。影の部分の陰影を楽しめて、遊びのような感覚で出来る。私が使ったのはシャガという花。ミニ菖蒲みたいですごくかわいいの。

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こんなふうにして五分もしたら

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こうやって水にさらす。花びらが光を通している部分もあってとても美しい。藍染めみたいな写真。日光、場所、紙、すべてに左右される唯一無二の作品ができる。

完成形は後日のお楽しみね。

そんなこんなで午後はのぼさんと空港へ行った。白山が一望できる穴場スポットなんやて。小松の自衛隊がたくさんの戦闘機を飛ばしていて飛行機と白峰のコラボが見れる貴重な体験をした。

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さらに、お気に入りの海にもまた連れて行ってくれた。あいにくカフェは開いていなかったのだけれど今日は信じられないくらい穏やかな海を見ることが出来たよ。貝殻もたくさん集めた。

こうして毎日受け入れてくれる写真作家さんがいること、送迎や海にまで連れて行ってくれるのぼさんがいること。自然と共に在れること。

すべて当たり前じゃないね。朝日を山で浴びて写真家さんに修行に行かせてもらって夜は夕日の沈むのを海を見れるなんて、そんな最高の理想の過ごし方ない。海を見ながらLANP IN TERRENのEYEを聴いていた。

小さな心で世界を睨んでいる

ただ自分であることも忘れてしまえたなら

見つめるべきはきっと僕じゃなくていい

はじめからほかの誰でもないはずだから

例えば間違えだらけでもいい

この目に映った光を追いかけて

ただ自分であることも忘れてしまえたなら

今 裸の心で自分さえも超えていくよ

全てぎゅっと抱きしめるよ


海に立つといつも思う。汚れた自分も、世界も、すべて、すべて超えてゆきたい。当たり前のようにある大切なものたちに感謝を伝えて生きていきたい。私が今進む道はきっと多くの人にとって理解できなくて間違っているんだろうけど、それでも、それでも追いかけて、いつか光るよ。

いつか私の作る作品が、だれかの勇気になりますように。

今日も描いて信じて寝る。次の行き先も決定しました。進むぞ~

よい夜をね、おやすみなさい。

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