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サンドウ庵

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2021年8月の記事一覧

16| BLUE KNOWS THE BLUE

〈お茶会のご案内(開催概要)〉 雨中Sky Blue, Marine Blue, Navy Blue, Indigo, Smoke Blue, Midnight Blue, Cobalt Blue, Oriental Blue, UltraMarine, Lapis Lazuli, Royal Blue, Salvia Blue, Pale Aqua, Horizon Blue, Turquoise Blue, Prussian Blue...Rainy Blue.....

15| DRUNKEN MASTER

〈お茶会のご案内(開催概要)〉 葉々・酔々 清風を起こす 自分の中にある違和感に、もがいていたときに開いた、思い出深い会…。  正確に言うと、既に『Symphony』のときにそれはあり、『SHOBU』のときに爆発して(笑)、 今会『DRUNKEN Master』でも変化がなければ、やめるか、しばらくストップしようと思っていました。 「もう捨て鉢でいいや!(←オイ)」 と、得意の“超・勢い”(笑)を発揮したわけではないのですが、なにかが吹っ切れたことだけは確かです。  お

14| SHOBU

〈茶会のご案内(開催概要)〉 吹く風 5月。空で鯉が風をきって泳ぐ、この季節が好きだ。  鯉たちのハラのどまん中を、風がビューっと通りぬけて、「あ、いいねその浮力!セコ!おまえら、それ自力じゃないじゃんか?」 でも、気持ちよさそうでうらやましい。鯉たちは、 と、涼しい顔。 うん。たしかにその言い分、真理だね。  5月は、その一瞬の勢いが、とてつもなく増す季節。  パーンって発破してとび出すような。ゴムボールが、ポーンと、どこまでもはねあがっていくような。 って。き

13| Symphony

〈お茶会のご案内(開催概要)〉 ▼お客様をお迎えする前、炭を起こす手をとめて、お庭をボーッと眺めていました。 風を迎えて、そよぐ葉々、木枝とひとつに。 Brave NEW WORLD Symphony 亭主として会を開くとき、そのきっかけは、様々です。  お出しする季節のお菓子が先にあることもあれば、茶趣・テーマが先にポンと顕れていて、それにそって、お菓子、お花などが、順に決まることもあります。  もしくは、お迎えするお客様の顔が浮かんでいて、この方には、このお茶碗で

12|Canon : 花音

〈お茶会のご案内(開催概要)〉 ▷着物は、青海波の地紋の色無地。 色は、桜色より幾分青味がかった、撫子色に近い、薄ピンク色。 幾何学的な割付文様である青海波は、古くシルクロード西方地域にも見られた文様だそうですが、「青海波」の名がついたのは、ずっと後のことだとか。 同心の半円を連ねた「青海波」の名は本来、舞楽の「青海波」の装束に表された文様に、起源を持つそうです。 ひらくキミはいま、どんな音を受けとってる? どんな音に共振してる?   肚の中心から、ひらかれ、ひろがるほど

11|1st Bite : 初心

新しく生まれる ここ茶室で、いまボクの眼前に座るキミと出会う。 はじめまして いま目の前にいるキミが、昨日会ったキミと同じだなんて、それはあまりにキミに失礼だ。 残像でもみているの? いまこの瞬間にも、キミはまだボクの知らない、あたらしいキミに変化する。 変わり続けることだけが、唯一の変わらないこと。 次の瞬間にも、キミはまだ、ボクの目の前にいるのかな。 あれ?キミってさっきの瞬間にも、ここにいたんだっけ?  茶室では、今このいまがとても濃い。 いまこの瞬間が、はてし