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2020年1月の記事一覧

千の顔をもつ英雄/ジョーゼフ・キャンベル

地球規模、地球単位での課題に取り組むことが喫緊のこととして求められる現在、ポストヒューマンあるいは非人間という、これまでとは異なるパラダイムで思考をすることが必要だという話を昨年からこのnoteでは繰り返してきた。 その際、従来の人間中心主義的思考を抜け出すためのきっかけとして、現代においては失われてしまった神話の思考を参照することはとても有意義なことだと、このジョーゼフ・キャンベルの『千の顔をもつ英雄』を読んであらためて思った。 人新世の世における、神話の可能性1940年

「好き」という態度

ぼくは工場を何も知らなかった ぼくが製造業というものづくりの世界に文字通りものづくりの世界に文字通り飛び込んで半年が過ぎました。以前も今もなのですが、「工場の息子」であるとか「ゆくゆくは3代目」とか、そういうキャッチコピーが上手い事キャッチーなキャラクター像としてぼくを認知してもらう助けになっていました。  しかし、実際のところ、ぼくが最近行っている「工場見学についてnoteに投稿する"町工場の広報"」的な役回りや、町工場の新規顧客を探して繋ぐ営業などの仕事をするまで、「工場

余人をもって代え難いくらいの仕事ができる人になりたければ。

しゅんしゅしゅんです。 山口周さんと楠木建さんの「語る内容」と「語り口」が好きだ。特に好きな本がこれ。人生に影響を与える本があるとしたら、こんな本だろうと思う。 そんなお二人が「仕事ができるとはどういうことか」について、対談形式で語った本がこれ。 これは買うしかないのだ。そして読んだ。やっぱ面白かった。 タイトル通りなのだが、「どうしたら仕事ができるようになるか」ではなく「仕事ができるとはどういうことか」について語っている。 「ある何か」が、なんであるかについて考え