ビヨウヤナギに似た花たち
ビヨウヤナギとサイズも変わらず、形態も限りなく似ていますが、おしべの数が多いのと、おしべの先端(やく)の色もピンク色。
葉や蕾の形も異なるお花に出会いました。
「ヒペリカム・カリシナム」という名のお花であることがわかりました。
ビヨウヤナギと、ヒペリカム・カリシナム
ちなみに、「ビヨウヤナギ(美容柳、未央柳)」は下の写真のお花です。
私はビヨウヤナギの長いおしべの繊細で美しい姿が好きで、公園などで見つけると写真を撮っているのですが、色々なところで撮ってきたビヨウヤナギの写真を眺めていた時、「あれ?」と様子の違う花を1枚撮っていたことに気づいた次第です。
それがタイトルにアップした写真、「ヒペリカム・カリシナム」。
別名「西洋金糸梅(セイヨウキンシバイ)」とも呼ぶそうです。
今度外歩きする際には、ビヨウヤナギとヒペリカムの違いに注目して見分けたいです。
外を歩く楽しみがひとつ増えました♪
キンシバイ
ところで、「金糸梅(キンシバイ)」は、こちらのお花。
今の季節に咲いている様子です。
似たようなお花が色々あるのですね。
タイリンキンシバイ(ヒペリカム・ヒドコート)
そして、「ヒペリカム・ヒドコート」別名「大輪金糸梅 (タイリンキンシバイ)」も、あちこちで見かけます。
*
姿かたちや名前が、色々似ている…。トラップのようだ…。
全て分類は「オトギリソウ科 オトギリソウ属」。
オトギリソウ科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オトギリソウ科(オトギリソウか、Hypericaceae)はキントラノオ目に属する科で、約9属560種からなる[1]。
低木から草本まであり、つる性のものもある。温帯から熱帯まで広く分布する。薬草として用いられてきた草本のオトギリソウ、セイヨウオトギリなどを含む。また観賞用に栽培されるものとして、黄色い花が美しいビヨウヤナギ、キンシバイなどがある。
脚注
1.^ “Hypericaceae in APWeb”. 2012年10月8日閲覧。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%88%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%BD%E3%82%A6%E7%A7%91
オトギリソウ属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オトギリソウ属(オトギリソウぞく、Hypericum)とは、オトギリソウ科の属の一つ。ユーラシア大陸の温帯-亜熱帯を中心に約300種が分布する。
園芸業界では、オトギリソウ属の植物は学名を片仮名表記した「ヒペリカム」の名称で造園用花卉植物として扱われていることが多い。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%88%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%BD%E3%82%A6%E5%B1%9E
原産地は様々。
ビヨウヤナギ→中国(河北省~広東省)、台湾
キンシバイ→中国(中部・南部)
セイヨウキンシバイ(ヒペリカム・カリシナム)→ブルガリア南東部、トルコ北部
タイリンキンシバイ(ヒペリカム・ヒドコート)→セイヨウキンシバイを片親とする交雑によりうまれた品種
(「Ever GREEN」https://love-evergreen.com/ を参照)
セイヨウキンシバイは、少し離れたところから来たのですね。離れた場所で似たようなお花が存在するのは興味深いです。
そういえばビヨウヤナギだけは、「キンシバイ」の文字が名前に付かないのですね。
1枚の謎のお花から調べたところ、たくさんのことがわかりました。
おもしろいです。
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