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父の写真

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父・鼻谷幸太郎の写真について。
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#写真展

写真展「50年前の漁村を歩く」備忘録④

写真展「50年前の漁村を歩く」備忘録④

父の写真展を終えて、所感鼻谷幸太郎モノクロ写真展「50年前の漁村を歩く」について、会期終了後にいただいた感想から考えたことと、反省です。

地元の交流施設での写真展

会場となった鳥羽大庄屋かどやは、国の登録有形文化財の建物で、地域の交流施設です。志摩半島と離島の7漁村で撮影された作品を選び、50年前の漁村を歩いているような気分で楽しんでもらうのが狙いでした。

実際、地元の方々が誘い合わせて来て

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写真展「50年前の漁村を歩く」備忘録③

写真展「50年前の漁村を歩く」備忘録③


2024年7月4~28日に三重県の鳥羽大庄屋かどやで、父・鼻谷幸太郎のモノクロ写真展「50年前の漁村を歩く」を開きました。志摩半島と離島の7漁村で1968(昭和43)年~1975(昭和50)年に撮影した作品を集めたものです。

備忘録の3回目は、展示作品の撮影地を訪ねたフィールドワークの報告です。

三重大学海女研究センターの協力

作品45点のうち鳥羽市相差地区の展示コーナーの12点は、三重大

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写真展「50年前の漁村を歩く」備忘録②

写真展「50年前の漁村を歩く」備忘録②

父・鼻谷幸太郎のモノクロ写真展「50年前の漁村を歩く」は、2024年7月4日(日)~28日(日)、鳥羽市の鳥羽大庄屋かどや開かれ終了しました。

備忘録②として、開催中のことをいくつか書き残しておきます。

開催中のこと開催初日の様子

展示初日、父と在廊していると、まず60歳代の男性の方がお一人で来てくれました。鳥羽大庄屋かどやの館長のお友達で、坂手島のご出身でした。

後からも何人か来られ、み

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写真展「50年前の漁村を歩く」備忘録①

写真展「50年前の漁村を歩く」備忘録①

2024年7月に、父でアマチュア写真家の鼻谷幸太郎のモノクロ写真展「50年前の漁村を歩く」を開きました。

会期はすでに終了しましたが、備忘録を書きます。手作りで写真展をする方の役に立つかもしれません。まあ、何にしても読んでいただけたら幸いです。

写真展の概要タイトル:50年前の漁村を歩く

期間:2024年7月4日(木)~7月28日(日)

場所:鳥羽大庄屋かどや(三重県鳥羽市)

内容:モノ

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父の写真展を終えて

父の写真展を終えて

鼻谷幸太郎モノクロ写真展 「あんた、また来たんか? ~昭和の漁民を訪ねて」。

昨日をもって終了し、今日、撤収作業をしてきた。

会期中にお会いした方、記帳をしてくれた方、途中から用意した投稿箱に感想を寄せてくれた方、何度も来てくれた方、たくさんの反応を受け止めた。自分としてもうれしく、父にこまめに伝えた。

父は父で、近所の人や昔の写真仲間、職場の人から電話をもらったりして、予想を超えた手応えを

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会期延長!

会期延長!

鼻谷幸太郎モノクロ写真展 Monochrome Photo Exhibition by Kotaro Hanatani 「あんた、また来たんか? ~昭和の漁民を訪ねて」
@鳥羽市立海の博物館

会期が年明けの1月9日(月)まで延長となりました。
※12月26日(月)~30日(金)は休館。

展示はほとんどが第3期を引き継ぎますが、A5判9枚組の額を新たな写真に入れ替えました。また、第1期と第2期に

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ある日の会場

ある日の会場

何度通っても飽きないのは、何より写真の力で、会場の力でもあるのだと思う。

鼻谷幸太郎モノクロ写真展

Monochrome Photo Exhibition by Kotaro Hanatani

「あんた、また来たんか? ~昭和の漁民を訪ねて」

"An-Ta Ma-Ta Ki-Tan Ka ? " - Records of Fishermen's Villages in Showa Peri

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昭和の漁村写真展シリーズ3回目

昭和の漁村写真展シリーズ3回目

おばあさんが縄を巻いている器具は、「カセマキ」というそうです。

半世紀前の漁村の写真にはいろいろと珍しい道具も写っています。説明書きのキャプションは、博物館の学芸員さんに助けていただいています。

鼻谷幸太郎モノクロ写真展

Monochrome Photo Exhibition by Kotaro Hanatani

「あんた、また来たんか? ~昭和の漁民を訪ねて」

"An-Ta Ma-Ta

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次の展示替えのプリント

次の展示替えのプリント

最後に3点入れ替えた。

鼻谷幸太郎モノクロ写真展

Monochrome Photo Exhibition by Kotaro Hanatani

「あんた、また来たんか? ~昭和の漁民を訪ねて」

"An-Ta Ma-Ta Ki-Tan Ka ? " - Records of Fishermen's Villages in Showa Period

会期:2022.9.3(土) - 11.2

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第2期は「浜の子ども」

第2期は「浜の子ども」

鳥羽市立海の博物館で開催中の、鼻谷幸太郎モノクロ写真展
「あんた、また来たんか? ~昭和の漁民を訪ねて」

会期を分けて3つのテーマで展示しています。

10月1日に、「浜の子ども」のテーマで展示替えをしました。
同8日午後1時~、会場で本人出演のトークイベントを行います。

50年前の三重の漁村、大人たちが働くすぐそばで、遊んだり泣いたり笑ったりしていた無邪気な子どもたちの姿を捉えています。

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花を届けた

花を届けた

個展開催の祝いの花と芳名帳を届けに、また写真展の会場に行った。

花は、父の弟である叔父からだった。

芳名帳は、最初、要らないと言って置かなかったのだけど、4日目になって、やっぱり置いたほうがいいと思い直したみたいだった。

会場の博物館のギャラリーに着くと、お客さんが1人いた。年配の男性で、ぼくの家の近所に住む知り合いだった。

写真展を紹介した新聞の記事を見て、来てくれたようだった。

父と

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どしゃ降りの写真展初日

どしゃ降りの写真展初日

ついに迎えた初日、ものっ、、、すごい雨。

そんな中で地元ケーブルテレビのカメラマンさんが来てくれました。雨で前見えなかったそう。無理せんといて・・・。

当然、お客さんは少なかったので、じっくりと時間をかけて取材し、作品を撮影してくれた。

ニュースだから放送では短い映像になるのかもしれないけど、楽しみ。

鼻谷幸太郎モノクロ写真展
Monochrome Photo Exhibition by

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父の写真展の前日

父の写真展の前日

鼻谷幸太郎モノクロ写真展「あんた、また来たんか? 昭和の漁民を訪ねて」。

鳥羽市立海の博物館ギャラリーにて、本日9月3日(土)、始まります。

昭和40~50年代に撮影した三重の漁村(津市の白塚・御殿場、松阪市の猟師町、鳥羽市の相差・神島・坂手島、志摩市波切・和具・越賀)の写真計93点を、3期に分けて展示します。

①9月3日(土)~9月29日(木)  浜しごと

②10月1日(土)~10月30

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