見出し画像

障がいのジェネレーションギャップ

ふと、何故障がい者が差別されたり、子どもに障がいが分かるとこの世の終わりのように大騒ぎするひとがいるのか考えた時、教育・医療のジェネレーションギャップがあるのではないかと思った。

私が小学生の時、約25年前。支援学級の生徒は全校生徒合わせても3人しかいなかった。今はもっと多いと聞いている。これは医療や障がいに対する理解が進み、普通の子と合わせた授業では支援が足りないということになったからだが、つまり、私より上の世代では小学校の時から障がい者に接する機会が明らかに少ないのだ。

今思えば、私のクラスにも障がいがある子がいた。私が気づかず支援が足りずに「その子の個性」だとごまかされていた子がいたかもしれない。

厳密に言えば、障がいを個性だと言う事そのものには議論の余地があるだろう。だが、今の日本では「個性=支援が必要ない」となってしまう。聞き取りが不十分な子が聞き取りができる子と一緒に授業を受けても学校側に配慮が無くてはおそらく満足な教育は受けられないだろう。

自分の子どもや自分に障がいがあると知ると、不安や恐怖があるのは幾分かは仕方ないのかもしれない。しかし医療の進歩は目覚ましい。悲観的になる前に調べてみるのもいいかもしれない。


よろしければ推してください!