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LiDの私と仕事

最近新年度に入り、職場や学校でどんな説明をすればいいか分からないという話があるので、私が職場でどんな話をして、どんな配慮を受けているかをまとめようと思う。

・障がい者雇用枠
オープン雇用。ただしLiDではなくLiDを理由とした精神的なストレスからくるうつ病・不眠症による精神障害者手帳所持。

・LiDの説明
「聞こえが悪い」と説明している。それ以上は必要に応じて開示。自作リーフレットや動画もスマホに入れてある。私の場合、入社時点で聞き取り困難症が分からなかった(日本ではほとんど知られていなかった)が、「必要な音が上手く聞き取れない」という症状以外はほぼ他の人と変わらなかった。

自作リーフレット
https://hanasoraen.booth.pm/items/5746416

・仕事の内容
元々細かく日によってタイムテーブルが変わる仕事のため、全日程を紙媒体で貰っている。仕事は軽作業で、ほぼひとりで行っている。電話を取ったり他の人との会話・雑談が必要無い。用件があっても必ず1対1の会話になる。

・お願いしていること
なるべく必要なことを紙に書いてもらう。仕事内容上「○○に届ける」などの内容が多いので、その内容を必ずその場でメモに書いてもらう。業務上の連絡はなるべく印刷してもらう。何か用件が二件以上ある時は一件ずつ。

・補聴器類は使っていない
というかそもそも未診断。理由は群馬でLiDを診られる医者が少ないため。2024年3月に阪本先生、小渕先生を筆頭とする研究チームによる診断手引きが発表されているが、診断基準が聴力検査二種と自覚症状の聞き取りのみで、問題の騒音下の聴力検査が可能なところでないと必要な診断書は出ないと思う。

・大変なこと
1、人事異動で上司が変わるたびに説明をする必要がある。ベースの契約状況は引きつぎされている様子だが、木曜日に通院のための休みを貰っていることと、耳の聞こえが悪いのでご迷惑をおかけしますということは必要最低限伝えている。
2、片付けや納品で台車が行き交う状況に、話す必要のある仕事がかぶるとやはり聞こえない。また、他の人がしゃべりながら通ることも稀にある。結構困るが、比較的珍しいことなのでちょっと我慢する。
3、職場への連絡手段が電話しかない。欠勤や遅刻は電話でするしかない。

少しでも他の人の役に立てればよいと思う。

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