惚れる3つのステージ -SVR理論-
みなさんどんなときに「この人好き!」ってなりますか?
また、どんなときにこの人素敵!と惚れますか?
実は人間の惚れるタイミングや、パートナーとうまく行く方法が心理学で明らかになっています。
そんな「惚れる」に関する恋愛心理学を紹介したいと思います。
1. SVR理論とは?
SVR理論とは、社会心理学者・マースタイン氏によって提唱された、パートナーシップの考え方です。また、その内容にディム(Dym, B)とグレン(Glen,M.L)心理学者が発見した「3つのステージ」を加えています。
SVR理論には3つの段階があり、
第1ステージ「刺激(Stimulus)」
第2ステージ「価値(Value)」
第3ステージ「役割(Role)」
このそれぞれの英語の頭文字S,V,Rを取ってSVR理論と呼ばれています。
これはもともと、ふたりの出会いから恋愛、結婚へ向かうプロセスを3段階に分け、 その時期に必要な要素を示唆しているとされていますが、こういった大きな時間の流れだけでなく、月単位の短いスパンでもこのステージの循環が上手くいくことでパートナーとの関係がうまくいくとされています。
これからそれぞれのステージについて詳しく見ていきましょう。
2. 第1のステージ
第1ステージは「刺激(Stimulus)」です。
相手の外見的魅力や、人柄、言動、社会評価などに「刺激」を受け、好意を抱くステージとされています。
片思いから交際が始まって間もない時期が当てはまります。
とにかくハッピーな時期はここに当たります。
この時期は、互いの違いに惹かれ合い、自分にはない一面が相手によって補われていることで、自分が拡大したような気持ちになる時期です。恋人の存在があるだけで、自信に結びつきやすいと言われています。
そういうことから「拡大・保証の時期」ともいえます。
3. 第2のステージ
第2ステージは「価値(Value)」です。
相手との「価値観」を見定める時期です。
多くの時間を一緒に過ごす中で、考え方や行動が自分と似ているか、を重要視します。
恋人ができたという事実だけで、なんでも楽しく感じられる『ハイテンションモード』がここで終わります。お互いの価値観の違いから些細な喧嘩が増えたりして別れやすい時期です。
この時期で、相手と自分が違う人間であることを認識することが大事です。
そういうことから「縮小・背信の時期」ともいえます。
4. 第3のステージ
第3ステージは「役割(Role)」です。
この段階は恋愛の最終ステージとも言えます。
このステージに到達すると、違うことは『相手の個性』なのだと、冷静に受け止めるようになります。そして、パートナーと理解しあって、お互いの足りない部分を補いあう関係になります。
「役割分担」ができることで、自分の価値と相手の価値を理解し、自分とは違う価値観も受け入れることができます。ここまでくると、カップルとしても長続きしやすいですし、夫婦だとしたら円満な家庭を築けるでしょう。
第2のステージから成長して「和解の時期」とも言えます。
5. まとめ
ディム(Dym, B)とグレン(Glen,M.L)によると、
❝ カップルは3つのステージを必ず経験し、
それらを順に辿りながら少しずつ関係を深めて成長していく ❞
とのことです。簡単に言えば、良い時期と悪い時期が繰り返し巡って来るという考え方です。
このステージの循環がうまく行けば、カップルとして長続きし、夫婦なら円満な家庭を築けるとされています。
また、このステージの移行によって相手を惚れ直すというきっかけになるそうです。
みなさんも、恋人との関係が今どこにあるのかな?と考えてみてください。
このステージを目安にすると、「今はここだから次はここを大切にしよう」と次のステージにスムーズに移行しやすくなるかもしれません!
みなさんの恋愛がよくなりますように〜!
ではまた!
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