4.ネパール 2 宇宙の果てに泊まる
こんにちわ。
2011年に、都内はずれで1人で雑貨カフェを細々とひっそりとオープンしたsaki&pekoと申します。
名前はわたしの中の2人、ふたつですが1人です。
その後の店や自分のまわりの出来事を綴ってまいります。
少しあやしくふしぎな世界も入りますが、よろしくです。
こんにちわ おはよう こんばんわ。
ネパールに行く前のこと。日本で調べたナガルゴットにあるホテルの名前に、わたしは衝撃を受けたのだ!
たしか、 (Hotel at the End of the Universe)
宇宙の果てのホテル、、、宇宙の終わりのホテル、、、?
うわあー!
好奇心を抑えられないわたしは、一泊予約して泊まることにしました。
山に並ぶ数軒のホテルの1番奥。
途中までは車で送ってもらいました。
山に向かいどんどん進む。周りには田畑や緑。山を登り森の中の細い道を進みながら、小さな集落の道を通りながら、制服きた子どもを見かけます。
夕方、学校帰りの時間なのかな。
そんなふうに思いながら窓から見る風景で、制服の中学生くらいの女の子が木の下の場所で何かをしていました。
(うわあー鳥をしめてるー!!)
夕飯に食べるためなんでしょうか。
これが日常。
当たり前なんだ。
もちろん日本でもあるわけですが。
わたしは、それを自分でやったことがなかった、、、。
制服を着たままという姿が、わたしにはまた衝撃で、ますます時代をタイムスリップしたように思えたり、まさに人間として生きている様を見せつけられた気がしました。
わたしは自分で生きているのか?
いま、わたしは人間として生きてるといえるのか、、、??
なあんて、大袈裟にも思ってしまった瞬間でした。
そして近くで車を降りてホテルまで上がる山道。
「こっちかな?」
歩いて行くと、向こうから2匹の犬がやってきました。
犬は迎えに来て、わたしたちを引率するかのように、振り向き振り向き進んで行く。
宇宙の果ての番人が迎えに来てくれたのね?
なあんて思いながら。
犬についていくと、ホテルに着きました。
コテージのようなホテルには、他に一組しか客はいなかったので、ほぼ貸し切り。
山の上にあるホテルからは、周りの山々や緑が見えた。
ネパールの中心街のような人の声や埃やざわつきは全くなくて、空気は清々しく、緑の庭で飲むコーヒーは最高の気分だったのを覚えています。
前にも書いたけど、贅沢にも?ヒマラヤを見に来たわけでもなく、登りたいわけでもなかったというわたし。
その貴重さにも全く気がついていなかった。
知らないにもほどがあるぜ、、、。
その時は、ヒマラヤが見えなくても、自然に触れられたらいいよねーと、なんとも思わなかったのよね。
ホテルの名前に惹かれただけだし、せっかくなら自然の豊かな場所で一泊しようと思っていただけという、お気楽さ。
山でのゆっくりした時間に癒され、わたしは眠りにつきました。
そしてその明け方夢をみました。
わたしは、20人くらいの輪のなかにいました。
みんなで手を繋ぎ、まあるくまわりながらトップオブザワールドを歌っていました。
輪にいたのは知らない人たち。
けれど、そこにいるわたしは、みんなと懐かしみながら、歓迎されているのを感じながら、一緒に喜びあって踊っていたのです。
なんて幸せなの?
みんなと会えて幸せ!みんなといっしょで幸せ!
そんな気分でした。
その時感じたのは地球とか地底とか宇宙とか、神様みたいな方たちなのかなあって。ヒマラヤの中にいる何かね。
で、そこでKさんの声に起こされました。
この幸せな時間を邪魔しないでー!
勝手ながら、そう思いながらわたしは目が覚めました。
夜明けでした。
夜中に雨が降っていたのでエベレスト山は見えないと言われていました。
そうでなくとも、普段から雲でなかなか見えないのだそうで、見えたらラッキーと言われていたんです。
そんなこんなで無理してみなくてもと思っていたのですが、、、。
「晴れてるよ!山見えるかも?」
Kさんの声に、わたしたちはすぐに外へ飛び出し、すぐ隣の坂を駆け上がる。使いの犬たちもついてくる!
まわりの緑の岩壁の山。
太陽の光。
して、遠くにガネーシュヒマール(山)!!!
山々が美しくみえている!
うわあー!
泣いていました。
富士山と同じ。
期待もしてないし、目的の山ではないはずなのに、わたしたちは、涙をぼろぼろながしながら、山を見つめていました。
遠くのヒマラヤ、日の出、ガネーシャ。
泣きながらみたんです。あ、ガネーシャはガネーシャヒマール(山)ね。
昔私をサポートしてくれたひとりのインドの神様はガネーシャ。
わからないけど、ここから来ていたのかな?ヒマラヤとは繋がっていたのかもしれないと思いながら。
ネパールに行ったこと。これは、それからのわたしにはかなり大きなきっかけになりました。
必要なことを、ちゃんと無意識にわたしたちは歩んでいるんですね。
世界には、たくさん大切なポイントがあって、そのひとつにヒマラヤがあると思っています。
昔20年前くらいにシャスタ山に行ったときも、富士山にいったときもこんなふうにして流れるように行くことになって、そのときも夢をみたんだ。
シャスタ山の地下には大きな学校があった。
わたしはそこの方から、
「あなたはいやしの勉強を無事終えました」
と卒業証書をもらったのですよ。
だから、富士山もシャスタもヒマラヤも、大事なポイントだと思っているんです。
というか、わたしにとっての大事な場所が、山なのかもしれませんね。
ではまたね。
また行くのかな。
わたしの周りにはなぜかネパールに関係する人が多いのですよね。
いや、もう行く気はないかな。
追伸
いつも読んでいただきありがとうございます。
このあとからも、いろいろの変化とかがあるので、ゆっくりと、おいおい店や自分のことを公開していくつもりです。
それはまた、次回に。
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