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コーポレート部門の2つのミッションツリー

コーポレート部門におけるミッションツリーの必要性

ミッションツリーは、組織で達成すべき目標をロジックツリーのフォーマットでチーム、メンバーへと分解することで、それぞれの役割と組織目標との関係性を明らかにするものです。
ミッションツリーを作ることで、組織のミッションが過不足なく個人のミッションに落とし込まれ、個人がどのような役割を担っているかを可視化し、個人の目標達成が組織の目標達成にどのように貢献するかを説明することができます。

当社のコーポレート部門もミッションツリーを作っていますが、コーポレート部門のミッションツリーの難しさに直面し、現状2つのミッションツリーを運用しています。

機能志向型ミッションツリー

おそらくこちらがコーポレート部門でつくるオーソドックスなタイプのミッションツリーです。
経理、総務、総務…という、コーポレート部門の一般的な機能で分類するタイプで、馴染みやすく、またチーム構成とも整合的で役割が分かりやすいメリットがあります。
一方で、機能分類からスタートしているため、肝心のミッションとの連携が弱く、コーポレート部門が果たす本当の役割は何かという本質的な部分について、思考が停止してしまうツリーでもあります。

機能志向型ミッションツリー

コーポレート部門のミッション

コーポレート部門が果たす本当の役割とは何でしょうか。

当社スタディプラス株式会社は、
「学ぶ喜びをすべての人へ」をミッションに掲げています。

そして、コーポレート部門は、
「学ぶ喜びをすべての人へ」を社会に届けつづけるをミッションに掲げ、
「届けつづける」ことができる会社にすることがコーポレート部門のミッションと定義しています。

目的志向型ミッションツリー

「学ぶ喜びをすべての人へ」を社会に届けつづけるというコーポレート部門のミッションを実現するための役割を説明したのが2つめのミッションツリーです。

目的志向型ミッションツリー

コーポレート部門が一体となってミッション実現のために活動していることを表現しています。
2つのミッションツリーは、分類の切り口が異なるだけで同じ内容を説明していますので、対応関係をナンバリングによって連携させています。

目的志向型のミッションツリーを展開すると、メンバーから「コーポレート部門は、それぞれが別々の機能を果たしていると思っていたけど、組織として一つになっている意味が分かりました」と言ってもらえたのが印象的です。
当社のコーポレート部門は、全員が管理部という一つの部門に所属しています。この目的志向型のミッションツリーを展開するまで、メンバーはたまたま人数が少ないからひとまとめの部門に括られているだけで、そこに必然性はないと感じていたようです。

コーポレート部門は、職能別の分類が一般化しているので、どうしても機能別で語るマインドセットに支配されます。
目的志向型のミッションツリーを作ることで、コーポレート部門が一体としてミッション実現に貢献しているのだという組織としての価値を可視化することができます。

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