宝塚の相続弁護士

宝塚駅前にある相続専門の法律事務所です。相続紛争・遺産分割・相続放棄・遺留分・遺言など…

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宝塚駅前にある相続専門の法律事務所です。相続紛争・遺産分割・相続放棄・遺留分・遺言などでお困りの方はお気軽にご相談ください。 ご予約はこちらから↓ https://hananomichi-law.jp/

最近の記事

相続に関する一般知識に不安がある方は、是非ご一読ください

こんにちは。宝塚花のみち法律事務所の弁護士の木野達夫です。 皆さん、相続に関する知識はどれほどお持ちでしょうか。今の自分には関係ないと思っている方も多いと思いますが、いずれ考えなければならなくなるかもしれない問題です。 相続というと範囲は広いのですが、今回は全般的なことを書きたいと思います。 ※下線のある語彙はクリックしていただくと用語の説明ページに飛びます。必要であればご利用ください。 相続とは、平たく言えば、財産などの権利義務を承継することです。 相続には、大きく

    • なぜ裁判はいつも長引くの??

      こんにちは。宝塚花のみち法律事務所の弁護士の木野達夫です。 「裁判は時間がかかる」とよく言われますが、どうして裁判は時間がかかるのでしょうか。民事裁判を念頭に置いて説明します。 まず、裁判を起こそうと思えば、通常、弁護士に依頼をして「訴状」を作成して裁判所に提出します。 この「訴状」というのは、「何を訴えるのか」という一番重要な書面です。 訴状を作成するためには、弁護士は依頼者の話をしっかり聞いて依頼者が何を訴えたいのか把握しなければなりません。 そのためには、打合

      • 名誉毀損と侮辱の違い

        こんにちは。宝塚花のみち法律事務所の弁護士の木野達夫です。 今回は名誉毀損と侮辱の違いについて説明したいと思います。名誉毀損と侮辱はよく似た概念ですが、法律的には明確な違いがあります。 名誉毀損も侮辱も刑事事件と民事事件のどちらでも使われますが、今回は刑事事件を念頭において書きたいと思います。刑事事件ですので、「名誉毀損罪」と「侮辱罪」の違いということになります。 「名誉毀損罪」は刑法230条に規定されていて、刑罰は最大で3年間の懲役です。これに対して、「侮辱罪」は刑法

        • 遺言書が出てきたが、自分の取り分が少なすぎる!→それ、遺留分の侵害かもしれません

          こんにちは。宝塚花のみち法律事務所の弁護士の木野達夫です。 被相続人が亡くなり、遺言書が出てきて、自分の取得分が明らかに少ないときは「私の遺留分が侵害されているのではないか?」と考えることができまう。(※こちらから遺留分に関する記事もチェック) 自分の遺留分が実際に侵害されているのか、侵害されているとして幾ら侵害されているのか、ご自身で計算できるでしょうか? 本記事では、遺留分の侵害の有無、遺留分の侵害額を判断する方法について解説します。 遺留分を算定するための財産の価

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          【有名人も激怒】なりすまし詐欺

          こんにちは。宝塚花のみち法律事務所の弁護士の木野達夫です。 今、「なりすまし詐欺広告」が大きな問題となっております。 主な詐欺の手口としては、SNSで著名人になりすまして、本人の写真や動画を流し、「投資について勉強しましょう」などと呼びかけて、LINEのグループに誘導します。 LINEのグループに入ると、「アシスタント」を名乗る人物が投資について説明を行ったりします。 LINEのグループには複数のサクラがいて「私もこの会で勉強して成功しました」などというコメントを入れ

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          なぜ冤罪は生まれるのか

          こんにちは。宝塚花のみち法律事務所の弁護士の木野達夫です。 「疑わしき波被告人の利益に」とか「疑わしきは罰せず」とかいう言葉を聞いたことがあるでしょうか。 疑わしいだけでは有罪にできないという刑事裁判の大原則です。 この原則をしっかり守っていれば冤罪は生まれないようにも思います。 しかし、これまでにも数々の冤罪が生まれました。 (最近では、アンチヒーローというドラマでも、冤罪事件が描かれていましたね。) 冤罪を生んでしまう背景には幾つかあると言われています。 一つは、

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          「これって訴えることができますか?」

          こんにちは。宝塚花のみち法律事務所の弁護士の木野達夫です。 法律相談をしていると、「こういう場合、訴えることができますか?」という質問を受けることがあります。 実は、この質問、弁護士泣かせの質問です。答えるのが一苦労なのです。 まず、相談者がどういう趣旨で言っているのかを確認する必要があります。 例えば、相談者の話が「ある人にお金をだまし取られた」という内容の話だったとします。 この場合、相談者は何を求めているのでしょう? まず、警察に逮捕してもらって刑事事件にし

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          勝手に婚姻届/離婚届!?

          こんにちは。宝塚花のみち法律事務所の弁護士の木野達夫です。 ときどき、「勝手に婚姻届を出された」という話を耳にします。こういう場合、届出を出された人はどうすればいいのでしょうか。また、届け出た人はどうなるのでしょうか。 まず、勝手に婚姻届を出す、ということは、たいてい署名を偽造しているわけですが、役所は偽造かどうかまでわかりませんので、届出は受理されて戸籍に記載されてしまうことがあります。 しかし、婚姻をするには当事者双方の「婚姻意思」が必要です。 「婚姻意思」というの

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          弁護士を付けずに裁判はできるか?

          こんにちは。宝塚花のみち法律事務所の弁護士の木野達夫です。 今回のテーマは、「弁護士を付けずに裁判はできるのか」です。 まず、日本の裁判は大きく分けて刑事裁判と民事裁判があります。 まず、刑事裁判の場合、公開の法廷で行われる正式裁判においては、一定の案件では必ず弁護人(刑事裁判で被告人を弁護する弁護士のことを「弁護人」といいます。)を付けなければならないことになっています。これを「必要的弁護事件」といいます(刑事訴訟法289条等)。 一定の案件と書きましたが、実はほと

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          遺言書の有無を確認する方法

          こんにちは。宝塚花のみち法律事務所の弁護士木野達夫です。 法律相談をしていると、 というような相談をよく受けます。 今回は、遺言書の有無を確認する方法について書いてみます。 遺言書は主要なものとして、自筆証書遺言と公正証書遺言があります。 (※用語が少し難しいですが、下線部をクリックしていただくと当事務所のHPにて説明があるので、よければそちらもご覧下さい。各種類の遺言のメリット・デメリットに関しても解説しています。) まず、公正証書遺言については、平成元年以降に

          遺言書の有無を確認する方法

          「法律を知らなかった」は通用しない

          こんにちは。宝塚花のみち法律事務所の弁護士の木野達夫です。 今回は「法律を知らなかった」は通用しない、というお話です。 日本は、もちろん法治国家です。法治国家では「国民は法律を知っていなければならない」というのが古代ローマ時代から続く大原則です。 例えば、人の物を盗むと窃盗罪で罰せられます。 「窃盗罪」という罪名を知らない人はいるかも知れませんが、「人の物を盗むことは悪いことであり、犯罪である」ということは誰でも知っています。 常識として知っていないといけないのです

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          法律家が解説:松本人志の裁判はどうなるのか

          こんにちは。宝塚花のみち法律事務所の弁護士の木野達夫です。 今回は、現在週刊誌に対して訴訟を起こしている松本人志さんに関して、法律家の観点から解説していきたいと思います。 まず以下の文章が、報道が出て間もない今年1月に私が書いていた記事になります。 さて、皆さんもご存じかもしれませんが、つい先日、松本氏が芸能活動を休止中の損害についても請求する方針であることが分かりました。また、今請求している慰謝料の額は見直すとの報道もあり、路線を切り替えたようにも見えます。 従ってこ

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          裁判の勝ち方

          こんにちは。宝塚花のみち法律事務所の弁護士の木野達夫です。 noteでの法律コラム第1回目は、「裁判の勝ち方」について書きたいと思います。 裁判で勝つために重要なことが二つあります。 一つは証拠を集めることです。当然と言えば当然ですが、特に重要なことは「客観的な証拠」を集めることです。 それでは「客観的な証拠」とは何でしょうか。 刑事事件ではイメージしやすいかと思います。犯行現場に指紋のついた凶器が残っていた、被害者の衣服に容疑者の血液が残っていた、このようなものが客

          自己紹介|弁護士のはじめてのnote

          皆さんはじめまして。弁護士の木野達夫(きのたつお)と申します。 これまではホームページのコラムやメールマガジンでいくつかの記事を発信してきましたが、より多くの皆さんに法律の知識を知っていただきたいと思い、この度noteを始めました。 さて私木野達夫ですが、弁護士業の他には、ドラマや読書、登山にスポーツ観戦など、様々な趣味に勤しんでいます。愛犬を愛でるのも、毎日の日課です^^ ドラマでいうと、特に最近は民放の「ANTI HERO(アンチヒーロー)」やNHKの「虎に翼」と、弁

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