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#私を構成する5つのマンガ


こういう漫画紹介タグがあることを教えていただいたので、すきな漫画5つ、紹介させていただきます。


■「ベルサイユのばら」

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いわずと知れた不朽の名作。絵柄とか「所詮少女漫画でしょ?」と思って敬遠してる方はほんと一度読んで欲しい。絵こそキラキラしてますが、内容はかなりの本格歴史漫画。舞台はマリーアントワネットの生きたフランス時代、歴史上では「悪女」としてしか扱われていないマリーアントワネットをちゃんと「人間」として描き、歴史の事実に忠実ながらそのすべてにちゃんと理由があったのだということを実に丁寧に描いています。とにかく名言が多い。何回わたしを泣かせたら気が済むの?ってぐらい胸につきささる名言ばかり。
なによりオスカル様がかっ……こいい。オスカル様は女ながら男として育てられた男装の麗人。そしてその幼馴染であり恋人のアンドレ。よく「オスカル!」「アンドレ!」みたいなネタにされがちですが、この二人はもう……ほんと最高の二人なんですよ。わたしがこの漫画で何気にすごいな、と思ったのは、アンドレがオスカルと恋人同士になれたことです。何故かって、アンドレって、よく少女漫画でありがちの「主人公の一番の理解者で常に優しいけど、結局報われない男」みたいな立ち位置なんですよね。ヒロインは結局、こういういつもそばにいてくれた優しい男より、ぽっと出会ったちょっと性格悪いドSの男(はじめは印象最悪みたいな)と最終的に付き合ったりするんですよ。それが少女漫画のセオリーだと思っていたので、それを覆したのって、なにげにすごいんじゃないかな?と個人的に思ってます。この二人の恋愛シーンはとにかく悶えます。オスカル様みたいな普段めちゃくちゃかっこいい女性が、好きな男性の前でだけ恋する乙女になる感じが……ほんとすきです……。


■「ガラスの仮面」

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これもまた不朽の名作。学生の頃に買ったのですが、一時期はまって何度も何度も繰り返し見ていました。内容的には「母子家庭で貧しいながらも平凡な生活を送っていた主人公が、ある日演劇に目覚め、演劇の世界で上を目指していく……」というもの。これもほんっとに面白くて、名言も多いので、「でもまだ完結してないし、手を出しにくい」という方は、せめて完全版の10巻ぐらいまででいいので読んでほしい。それだけでもこの漫画を読んでよかった、と思えるはずです。
この漫画がほんとにすごいと思うのは、主人公の北島マヤはとにかく平凡でドジで勉強もできなくて、でも「演劇が好き!」という気持ちだけで頑張っていくのですが、こういう主人公っていかにも『努力・根性』でやっていきそうな感じなのですが、じつはこのマヤは圧倒的な『才能型』で、マヤには姫川亜弓というライバルがいるのですが、姫川は容姿端麗でスポーツも勉強もできて、両親も有名人な超お金持ちで、いかにも『才能型』っぽいですが、実はこっちの方が『努力型』で、姫川はマヤの才能に嫉妬して、とにかくマヤに追いつこうと努力するんですね。
これもまた、従来の漫画のセオリーの逆をいってるんじゃないかと。ふつうは「平凡な主人公が才能のあるライバルに必死に努力して追いつこうとする」、というのが普通だと思うのですが、ガラスの仮面はその真逆です。マヤには飛び抜けた才能があり、誰もそれに追いつけません。でもその才能がずば抜けているがゆえに、周りに妬まれていじめとかいろいろな困難に襲われるのですが、それをマヤはすべて「演劇が好き」という気持ちだけで健気にのりこえていきます。マヤちゃん可愛いので、とにかく応援したくなる。


■「ボクラノキセキ」

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これもめちゃくちゃ面白いんですが、皆さん知ってますか……?
絵柄が少女漫画っぽくて、主人公も高校生だから一見恋愛漫画っぽいですが、内容はどちらかというと「魔法・異世界・バトル」もの。あとちょっと「ミステリー」要素もある。
内容を簡単にいうと『主人公は一見普通の男子高校生。名前は皆見晴澄。でも実は前世の記憶があって、前世で皆川はとある国の王女だった。勿論誰にも秘密にしていたのだが(うっかり言ったら周りに白い目で見られたので)、ある日自分がひそかに前世のことについて書いていたノートをクラスメイトに見られたのをきっかけに、何故か自分のクラスメイトたちも突然自分の前世についての記憶がよみがえり、実は自分のクラスメイトのほとんどが前世で自分と同じ国の人間、もしくは敵国の人間だったことを知る』……という感じで物語がはじまります。
説明がよくわからん、と思った方は、下の無料漫画サイト「ピッコマ」で検索したら無料ですぐ一巻のはじめらへんを無料で読めます。待てばかなりの話数読めるので、ぜひぜひとにかく読んでみてください(一度読みだしたら止まりません。マジで)

この漫画のおもしろいところは、「現世の人間関係VS前世の人間関係」みたいな感じになることです。主人公の皆川の国は敵国に滅ぼされたのですが、その敵国の人間もクラスメイトとしてよみがえるわけです。だから記憶がよみがえったときは皆混乱して、うっかり殺し合い寸前になったり。あと前世で心の底から愛し合って死に別れた恋人同士が、現世でお互い別のひとと付き合ってたりするわけです。そういう切なさもある、ほんとすばらしい作品です。あとすごいのは、登場人物がめちゃくちゃ多いのに、それぞれキャラが立っていて、ごちゃつかないところ。


■「幽麗塔」

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この漫画を皆さん知ってますか?中編の少年漫画の中では最高傑作と(わたしの中で)名高い漫画です。
内容は「お金もない彼女もいない平凡な男が、ひょんなことから美形の青年と出会い、その青年から『幽麗塔』にまつわる財宝の話を聞かされたところから物語は始まる……」って感じでしょうか。
実はこの幽麗塔にはとある殺人事件も関わっており、連続殺人鬼もひそんでいたりと、ミステリー要素の強い漫画です。あとけっこうグロいところもあります。
はじめはとにかく怠惰な生活を送っていて気弱なだけだった主人公の成長を感じられる漫画の終わりは、ほんとに感動して、毎回泣いてしまいます。


■「進撃の巨人」

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いまわたしがいちばんはまっている漫画です。いま一番熱があるので、「この世にこれより面白い漫画ってあるの?」って本気で思ってます。それぐらい面白い。今までどんなに好きになってもアニメのグッズとか買ったことなかったのですが、この進撃の巨人だけは好きすぎて買ってしまいました。少年漫画の中で『ハンターハンター』以上に完成度の高い漫画ってないと思ってましたが、はじめて更新されたのもこの漫画です。
あんまり深くいうとネタバレになってしまうので言いませんが、今の最新刊で起こっている展開は、わたしが漫画で一番求めている展開というか、はじめて見たときには鳥肌がたちました。これだけ人気があるのにもうすぐ最終回を迎えるということで、それも作者様を尊敬するというか(今まで好きな漫画だったけどとにかく引き延ばし引き延ばしで嫌いになったことが何度もあったので)、完結したら伝説の漫画になりそうなぐらい、すべてに無駄がない、最高の漫画です。
わたしはアニメを観てから原作をそろえたのですが、まだ原作を見てない方は先にアニメを観ることをおすすめします。アニメの完成度もすごいので。




以上です。
最後に。漫画って、いいよね。








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