すみれ

だれかの心に届くような文章を目指しています。

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マガジン

  • はじめに読んでほしいわたしのnote

    まずこちらの方から読んでいただけるとありがたいです。

最近の記事

そうだ、あのひとはずっとわたしの味方でいてくれたのだ。ー表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬ー

  わたしがはじめてオードリーさんのラジオを聴いたのは大学生の頃のだった。それまでラジオといえば、お父さんが車の運転のときにたまに耳にするだけで、ニュースかラジオを流すだけのつまらないものだと思っていた。 そんなわたしがひょんなことからお笑い芸人さんもラジオをやっていることを知り、こんなにおもしろいものがこの世にあるのかと衝撃を受けた。それもおもしろいだけではなく、ラジオに出ているひとたちはみんなわたしと同じようにクラスの隅っこにいるような人間の考えをもっており、そんな人

    • 『大人のひきこもり』について学ぶ:反抗期のない子供の親への復讐

       先日、押川剛さんの『子供を殺してくださいという親たち』という本について紹介した。  そこでわたしはひさしぶりに『長期ひきこもり』につい興味を持ち、Amazonで押川剛さんの本を2冊買った。  『子供の死を祈る親たち』は元々本棚にあったがしばらく読んでいなかったので改めて初めから読んだ。あとの2冊も非常におもしろく、一気に読んでしまった。  押川さんは本のなかで実際にあったひきこもりの事例をたくさん書いており、それが非常にリアリティーのある描写で書かれているので胸に迫る

      • 愛に恵まれた人間が、愛に恵まれなかった人間を責めることが赦されるのか。

         チカゼさんの記事を読んで、心が痛んだ。  チカゼさんが幼い頃に受けた虐待の経験にたいして、チカゼさんが裕福な家庭であったことから、「金があるだけ勝ち組だろ」などという心ない言葉を浴びせられることがあるのだという。  わたしはいままで多くの毒親、機能不全家族、虐待(心理的・精神的にかかわらず)など、親にこれ以上なく苦しめられてきた方々が  それでもなんとか親から逃げ出し、自立し、自分の人生を幸せにいきようともがき、必死に頑張っている姿を、  書籍、コミックエッセイ、ブログ

        • 6月19日の霜降りのラジオを聴いて「生き様」を感じた。これぞ王者の貫禄。

             わたしは霜降り明星のお二人が好きである。若い世代の芸人さんの中では一番好きだ。  よく『第七世代』と呼ばれる芸人のなかでもこのコンビがエースといわれており、たとえばくりぃむしちゅーさんとか、ナイナイさんとか、その世代を代表するコンビというのは一世代に一つはいるが、  まさに霜降り明星がいまの世代を代表するコンビといえるのではないだろうか。  そんなコンビのボケの方、せいやさんが、少し前に軽くやらかした。  まあ正直真面目に説明するのもあほらしい内容なので詳細はは

        そうだ、あのひとはずっとわたしの味方でいてくれたのだ。ー表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬ー

        • 『大人のひきこもり』について学ぶ:反抗期のない子供の親への復讐

        • 愛に恵まれた人間が、愛に恵まれなかった人間を責めることが赦されるのか。

        • 6月19日の霜降りのラジオを聴いて「生き様」を感じた。これぞ王者の貫禄。

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        • はじめに読んでほしいわたしのnote
          13本

        記事

          「子供を殺してくださいという親たち」

           ピッコマを漂っていたら、この漫画を見つけた。  タイトルを見たときに、かなり興奮した。  なぜならわたしはこの漫画の原作を数年前に読んでおり、今でも非常に心に残っている本のひとつだったからだ。  この本を読んだのはいつだっただろうか。書店で見かけて立ち読みをし、すぐに購入をした。  タイトルで分かるとおり、内容はかなりエグい。長期ひきこもりで40代50代になった子供の話であったり、ひどい家庭内暴力、親を奴隷扱いし、金をむしりとる子供の話など(子供といってもすでに30代

          「子供を殺してくださいという親たち」

          永田カビさんの『迷走戦士』第3話感想:人は己の“認知”に従うために、自らの人生ですら裏切ることがある。

           今月も更新されていました、永田カビさんのWebエッセイマンガ『迷走戦士』。もはや感想書くのが自分の中での恒例になってきたので今月も書いていきます。 バックナンバーはこちら→(第一話感想:第二話感想) そして更新された第三話はこちら  永田カビさんがマッチングアプリーーいわゆる「出会い系」のアプリを入れて、それでどうかったかという話が描かれています。  それだけを聞くと「ああ、じゃあエッセイ漫画でよくある『“出会い系”でめちゃくちゃ変な人と出会っちゃって、いろいろ大変な

          永田カビさんの『迷走戦士』第3話感想:人は己の“認知”に従うために、自らの人生ですら裏切ることがある。

          10代~20代前半で死にたいと思っているひとへ。どうか、なんとか……30歳までは生きてくれませんか?

           テラスハウスに出演していた女子プロレスラーの木村花さんが亡くなったというのを、noteの記事を経由して知った。  正直わたしはテラスハウスを見たことがなかったので、木村花さんのことは名前すらも知らなかった。しかし年齢がまだ22歳であったこと、そして亡くなった理由は、SNS上の誹謗中傷に耐えかねての自殺であったらしいと聞き、わたしの胸は激しく痛んだ。  あまりに若い、若すぎる。  そして亡くなった理由が、あまりに惨すぎる。  ネット上では木村花さんの死をきっかけに「SN

          10代~20代前半で死にたいと思っているひとへ。どうか、なんとか……30歳までは生きてくれませんか?

          わたしは、“わたしに失望している時間”があるほど暇ではない。

           突然ですが、どうやら今いる職場を近々辞めることになりそうです。  まあ、いろいろと原因はあるのですが、やっぱり一番の原因は“人間関係”ですねー。  わたしは自己紹介にも書きましたが  とにかく人と関わるのが下手で、今までまともに人間関係を築いたことがありません。だいたいは周りに嫌われて、嫌われてはその場所を去ってきました。  正直な気持ちとしては、「もう嫌われんの飽きたわ!!!ホンマいい加減にしてくれへん?」って感じです。  でも、わたしも悪いんですよね。  上の記事

          わたしは、“わたしに失望している時間”があるほど暇ではない。

          #私を構成する5つのマンガ

          こういう漫画紹介タグがあることを教えていただいたので、すきな漫画5つ、紹介させていただきます。 ■「ベルサイユのばら」 いわずと知れた不朽の名作。絵柄とか「所詮少女漫画でしょ?」と思って敬遠してる方はほんと一度読んで欲しい。絵こそキラキラしてますが、内容はかなりの本格歴史漫画。舞台はマリーアントワネットの生きたフランス時代、歴史上では「悪女」としてしか扱われていないマリーアントワネットをちゃんと「人間」として描き、歴史の事実に忠実ながらそのすべてにちゃんと理由があったのだ

          #私を構成する5つのマンガ

          お笑いのために「まともな人間になること」すら捨ててきた岡村さんにわたしたちが行うのは許容か正義の鉄槌か。

           またちょっと、岡村さんの例の件について書かせていただきます。  というのも、今週の岡村隆史さんのラジオを聴いたのですが、また矢部さんがゲストとして出演しており元のラジオに戻っていないこと、  そしてネットを見ていても、まだ炎上が完全には収束してないように見えるので。   おそらくこれが最後になると思いますが、あらためて今回の岡村さんの炎上について思ったこと、考えたことなどを書いていきたいと思います。  ちなみに前回書いた記事はこちらです。  さて、以前の記事にも書きま

          お笑いのために「まともな人間になること」すら捨ててきた岡村さんにわたしたちが行うのは許容か正義の鉄槌か。

          長年連れ添った友人に対する説教にまで、赤の他人が口を出すようになったら、もう終わりよ。

             岡村隆史さんがラジオの発言で炎上し、そしてその次の週のラジオの中で謝罪したことについての記事を昨日はあげました。  で、その謝罪の回のオールナイトニッポンも最後まで聴いたのですが、  矢部さんがゲストで乱入し、そして岡村さんに終始説教をする、という感じで放送されていました。  いろいろ感じたことはあるのですが、とにかく矢部さんの言葉は岡村さんのことを深く思っており、その言葉はわたし自身にも刺さるところもあって、思わず何度も聴いてしまうほど、とてもいい回であったと思い

          長年連れ添った友人に対する説教にまで、赤の他人が口を出すようになったら、もう終わりよ。

          岡村隆史さんの炎上から:現代日本が「女性の尊厳」を守ってくれる社会になってくれたこと

           ナインティナインの岡村隆史さんが何やら炎上しているらしいと知り、ラジオを聴いたら岡村さんがひたすら謝っていたので、「でもまあいつものように、そんなに大したことないことで騒いでいるのだろう」と思いつつ、ネットで詳細を調べたら、  思った以上に岡村さんがひどいことを言っていて、びっくりしました。  ここに詳細を書こうとしたのですが、ちょっとひどすぎて正直書くのも躊躇するぐらいだったので、  気になる方はネットで調べてみてください。  簡単にいうと、岡村さんがラジオでかなりの

          岡村隆史さんの炎上から:現代日本が「女性の尊厳」を守ってくれる社会になってくれたこと

          永田カビさんの『迷走戦士』第2話感想:愛情のない家庭の末路を知る

           永田カビさんの連載『迷走戦士』の第2話が更新されており、すぐさま見ました。  この一か月とても楽しみにしていました。  なんかカビさんの絵って、そのクオリティもさることながら、見ていて安心するんですよね。  『一人交換日記2』のときもWebでリアルタイムで追いかけていて、その絵がどんどん荒れていくことにはらはらしていた身としては  永田さんのいつもの絵がそこにあるだけで何だかほっとします。  さて、第2話の感想ですが、今回もとてもおもしろかったです。  どうやらこの連

          永田カビさんの『迷走戦士』第2話感想:愛情のない家庭の末路を知る

          マヂカルラブリーさんも、SNSのリレー、嫌だってよ。

           2020年4月18日、芸人のマヂカルラブリーさんがオールナイトニッポンをやられていました。  正直マヂカルラブリーさんのことはあまり知らなくて、ラジオをやったこと自体は知っていたのですが、特に聴こうとは思っていませんでした。  しかし風の噂で「どうやらめっちゃ面白いらしい」と知り、すぐに聴いてみたのですが  結果すごくおもしろくて、本当に聴いてよかったと思いました。  何より、そのラジオの中で、例の「芸能人のSNSのリレー」について話をしていました。  以前の記事でも

          マヂカルラブリーさんも、SNSのリレー、嫌だってよ。

          【名言紹介】『ひとを動かすことのできる人は、他人の気持ちになれるひとである』

           わたしは以前にも書きましたが、とにかく名言が好きです。    スマホに『名言まとめ』というアプリをいれていて、通知で毎日名言をと届けてくれるので、気がむいたときに見たりしています。  で、いい名言があったのでちょっと紹介させていただきます。   人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになれる人である。 そのかわり、 他人の気持ちになれる人というのは自分が悩む。 自分が悩んだことのないことのない人は まず人を動かすことはできない。 (本田宗一郎)  わたしはこの名言

          【名言紹介】『ひとを動かすことのできる人は、他人の気持ちになれるひとである』

          SNSは大人を幼稚にさせた。【後編】

          ------------------------------------------------------------------------------  「すみません、先生」学級委員長が手を高く上げた。「ちょっと話し合いたいことがあるんです」教師の許可を得て、学級委員長は滔々と話し始めた。クラスメイトのA君の態度が非常に悪いこと、先日A君を注意したところ、口汚く暴言を吐かれたこと。その暴言で、自分は深く傷ついたこと。帰りの会はそのまま『A君の素行の悪さについて』話し合

          SNSは大人を幼稚にさせた。【後編】