【映画感想】騙し絵の牙
久しぶりに映画見たけど、おもしろすぎて感想書きたくて即PC開いた!
いやぁ…こういう映画、大好き。キレキレで、ユーモアあって、スリルもあって、でもちゃんと地に足ついて結末を迎える。こういうエンタメ系の映画がめちゃくちゃ好きなんだよなぁ…。ストーリーの舞台は「文学の良さ」を世に送る出版社なんやけど、「エンタメの良さ」がモリモリ盛り込まれてた作品だなぁと感じる。
それに何と言っても、主演の大泉洋、松岡茉優はじめ出演する役者さんがめちゃめちゃ豪華!!それも見どころ。大泉洋にあてて書かれただけあって最高によかった!松岡茉優ちゃんもいい。良すぎる。
宮沢氷魚、池田エライザが空気変える感じも最高なんよなー。この作品の中でよく「古い・新しい」とかいろんな対比が描かれてるように感じたんだけど、勢力争いの重鎮たちの空気感とのギャップというか、見事やったなと。
私自身、書籍執筆をしたり、つぼみ文庫を始めるにあたって小さな書店を巡ったり、業界のことを勉強したり、本が作られるまでのあれこれを知ってたから余計に面白かったんかもしれんけど(知らなくてももちろん楽しめる)、本当に見て良かった作品。ほんと、おすすめ!!!
でも実はアマプラでずっと気になってて見よう見ようと思って「でも2時間なぁ〜」ってかなり長いこと寝かしてた作品で。そもそも映画から遠のいてた。
でも、本当に見て良かった。楽しかった〜〜〜。この夢中になれる感じが映画のいいところなのに、無意識に「拘束」と捉えて遠のいてたのが馬鹿らしい…。
今は
「文章読む」=面倒
「映画2時間観る」=面倒
「ドラマリアタイする」=面倒
「エンタメ作品をゆっくり味わう」=面倒
時間がもったいない、時間がない、しんどい、無駄…そんな風潮があるんだと思う。私もそう。最近は音楽をゆっくり楽しむことも減ったし、映画よりサクッと見られるドラマやし、Tverで見たい時に見るし、文章多い本より雑誌をつい読んでしまう。
そのニーズに応えようとする人が増えるのも無理はない。でも、勿体無い世界だよ。好きなら余計に、勿体無い人生になってしまうような気がする。
このエンタメを味わう、好きなものをじっくりと味わえる生活をしていたいなぁとつくづく感じました。
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