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ワンポイント介護講座

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介護について 「ワンポイント」をテーマに配信しています
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#訪問介護

ざっくり介護保険制度~先ずは分かった気になろう~

いつもありがとうございます 日本の現状超高齢化社会になり、日本の高齢者人口は年々増え続けています。厚生労働省の調べでも 2036年に33.3%で3人に1人。2042年以降は高齢者人口が減少に転じても高齢化率は上昇傾向にあり、2065年には38.4%に達して、国民の約2.6人に1人が65歳以上の高齢者となる社会が到来すると推計。総人口に占める75歳以上人口の割合は、2065年には25.5%となり、約4人に1人が75歳以上の高齢者となると推計。 また、日本の総人口は2029

人材は宝物

いつもありがとうございます ビジネスの世界では「人・モノ・金」と言われることがあります。 そのような中で介護の業界では「人」がとても大切になります。 近年、介護人材不足とも言われ、3年未満の離職率も高い状態です。 介護職員は宝物介護現場で一番大切なのは働いてくれる人 介護現場の離職率はとても高く その原因には人間関係や仕事の問題、給料問題も大きいです。 しかし、介護をする上で一番大切なのは人材 職員がいなければ介護は出来ません。 辞めない組織作りがとても大切

総合事業の見直し

いつもありがとうございます。 総合事業の見直し案現在、総合事業の見直しに当たって意見募集をしており、締め切りは9月23日です。 今後、10月中旬を目処に改正省令を公布し、施行は来年4月1日からと検討されています。 具体的には ・1つは現行で要支援の高齢者に限っている対象者の範囲の緩和 ・報酬の弾力化 2015年4月から開始しました「介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)」は2017年4月には全国すべての市区町村で実施されました。 それから3年が経過しての改正

「終活」って何だろう

終活という言葉を聞いたことありますか。 終活という言葉は 佐々木広人さんが2009年に週刊朝日の特集記事「現代終活事情」で 提案した言葉から始まりました そして2010年に新語・流行語大賞にもノミネートされ 今でも「終活」という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。 終活とはでは、 終活では何を考えるのでしょうか。 いつから終活を考えるのでしょうか。 相続?葬儀?を考える? 老後になったら考える? 終活では ・医療:病気になったらどうしたいのか?治

介護事業所などの実地指導で大切なこと

今回は介護事業所や施設の実地指導についてお話をしたいと思います。 介護現場で実地指導を経験された方々の殆どの方が 「実地指導は嫌い」 「書類が多い」 「行政は現場を分かっていない」 などの声を聴くことがあります。 確かに実地指導は緊張もしますし、真面目に取り組んでいたとしてお あの時間だけはドキドキの連続です。 実地指導は何のため?ではどうして実地指導があるのか。 答えは単純で 「不正をしていないか」 「ケアをきちんとしているか」 これらの確認を客観的

新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業について(感染症対策支援事業)介護編

感染症対策支援事業とは新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業には3つの柱(前回の記事に慰労金・介護サービス再開支援があります)の1つ「感染症対策支援事業」 「感染症対策支援事業」とは新型コロナウイルスへの最大限の感染症対策を継続的に行いつつ、必要なサービスを提供する体制を構築するための支援をすること 補償対象の介護サービスは?全ての介護サービス事業所と介護施設が対象になります。 対象の期間は? 令和2年4月1日以降、感染症対策を徹底した上でサービスを提供するために必要

「意欲を支援する介護」       意欲を支援コミュニケーション力

いつもありがとうございます。 今回は「意欲を支援する介護」についてお話をします。 日本の現状日本は超高齢化社会と呼ばれ、世界でも類を見ないペースで高齢者の方々が増えています。 2036年に33.3%で3人に1人。2042年以降は高齢者人口が減少に転じても高齢化率は上昇傾向にあり、2065年には38.4%に達して、国民の約2.6人に1人が65歳以上の高齢者となる社会が到来すると推計。総人口に占める75歳以上人口の割合は、2065年には25.5%となり、約4人に1人が75歳

再生

【介護】難聴の方や視覚障害がある方の介護基本ケア

今回は難聴の方や視覚障害がある方の介護基本ケアです。 介護施設・訪問介護・デイサービス・ケアマネージャーとケアをする 場面が多くあると思います。 その参考にご覧ください!

認知症ケアで大切なこと

認知症ケアで大切なこと職員のタイミングで「トイレに行きましょう」「お風呂に入りましょう」と 声掛けを行い、「行きたくない」と拒否されると 「もう、どうして行ってくれないの!」と イライラしてしまうとそれは職員目線の介護になっています 例えば1時間に1回のトイレ誘導は職員の都合です 私たちが生活をしていく中でも、他の方に毎時間「トイレに行きましょう」 と言われても「行きたくない」時もあると思います それは、認知症を患ったからといっても同じはずです だからこそ、ど

介護現場の人手不足問題

今回は介護現場で言われ続けている「人手不足」についてお話をします。1つの解決策のきっかけになれば幸いです。 本当の問題は結論からいいますと【人手不足問題】と【現場問題(職員問題)】は別の問題。切り離して考えないと現場の【人が足りない】という声は解消されません。 問題の整理介護現場では常に【人が足りない】という声を職員からもお聴きすることが多くあります。確かに人手不足の現場もあるのは事実だと思います。しかし、今回考えて頂きたいのが「本当にどの時間帯も人手不足なのか」。経験上

介護のお仕事

こんにちはHANALABです。今回は介護のお仕事について短いお話を2つお話をしたいと思います。 介護のお仕事①介護職員は医者や看護師のように病気を治すことは出来ない。 理学療法士や作業療法士などのようにリハビリをすることは出来ない。 では介護の仕事に何ができるのか。 「その人の生活と笑顔に寄り添い支えること」が出来る。 介護の仕事にしか出来ないこと。 それを見つけた時、介護の仕事がもっと好きになる。 介護のお仕事②高齢になったから、病気になったから、認知症になっ

行動ひとつで「やりすぎ介護」に

今回はどうしても生まれる「やりすぎ介護」についてお話をしていきたいと思います。自立支援に繋げるために立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。 「○○さんに○○してあげたい」がやりすぎ介護に  この人に「○○してあげたい」という気持ちで、介助をしたり、サービスを増やしてしまうことはないでしょうか。ご本人様の要望に沿って対応し丁寧な仕事が出来ればとても良いことですが、どうしても感情が入りやりすぎてしまうことはありませんか。介護職員の思いやりから生まれる行動ですが、思いやりから

介護職員こそ介護保険のプロ

介護保険皆さんこんにちは。HANALABです HANALABでは介護施設の新規立上げや介護コンサルタントなどの仕事を行う上で、介護の行政書類を目にすることがたくさんあります。 その度に思うことがあります 「介護は保険事業」 皆さんご存知だと思いますが、介護保険を活用しながら適切な介護サービスを実施しています。この介護保険というのは、皆さんも加入されている民間保険とは違い公的に運営をされている保険です 40歳以上の方になると保険料の支払いが始まり、通常であれば65歳以

高齢者は頑固で気難しい?実は高齢者よりも・・・

高齢者は頑固で気難しいのか?高齢者 = 頑固・気難しい というのはよく聞かれます。 高齢者 = 我慢強く・親切 というのもよく聞かれます。 では、実際に高齢になるにつれ 「より気難しくなるのか」それとも「より幸せになるのか」 この研究は長年、学者の中で行われ答えが出てきています 高齢になると気持ちも安定し愛想もよくなる研究の結果、60代の人は20代の人よりも気持ちの安定度が高い数値が出ています。 しかし、高齢の方は気難しく、頑固と言われています。それは社会的な時代