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行動ひとつで「やりすぎ介護」に

今回はどうしても生まれる「やりすぎ介護」についてお話をしていきたいと思います。自立支援に繋げるために立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。

「○○さんに○○してあげたい」がやりすぎ介護に

 この人に「○○してあげたい」という気持ちで、介助をしたり、サービスを増やしてしまうことはないでしょうか。ご本人様の要望に沿って対応し丁寧な仕事が出来ればとても良いことですが、どうしても感情が入りやりすぎてしまうことはありませんか。介護職員の思いやりから生まれる行動ですが、思いやりから介護職員の思い込みが入ってしまう行動になっている可能性があります。

「時間がないから」がやりすぎ介護に

 業務が重なってしまうとどうしても時間が足りなくなってしまう介護現場。施設介護では他の方もいらっしゃり一人の方にかけられる時間は極わずか。また、訪問介護においても支援の時間が限られています。そうした中で介護職員が過剰に介助をしてしまいやりすぎてしまうこともあります。

しかし「やりすぎ介護」は結果として介護を増やしてしまう行動の1つです。本当はご本人様が出来ることも介護職員の意思によりやりすぎてしまい、結果として本来出来るはずの能力を奪ってしまうことなります。

脱やりすぎ介護へ

○○さんに○○してあげたいは「思いやり」ではなく「自己満足」

時間がないからやってしまうのは「介護職員の都合」

今回紹介した2つ以外にも原因はあると思います。職員(現場職員以外にも経営者等)が意識をしないとやりすぎ介護はどうしても起きてしまいます。しかしそれは結果としてご本人様の介護状態を進めてしまう可能性があるということです。元気になって欲しいという思いから介護をしている介護職員の方々の行動一つで悪化させてしまうこともあります。在宅で過ごしている方ですと家族の介護負担軽減のはずが、介護負担増加になってしまう可能性もあります。

介護をする上で視点はいつも「相手」。その視点が介護職員に向いてしまうと「やりすぎ介護」になってしまいます。

意識を変えて「脱やりすぎ介護


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