結婚についてふと思う(徒然日記)

両親が不仲であっても、私は結婚できたらいいなとずっと思っていた。能力も容姿も優れている訳ではないので、いつも結婚できないんじゃないかと不安だったし、私と結婚してくれる人がいたらすごくすごく大切にしようと思っていた。自己肯定感低すぎ。環境的に出会いが無かったこともある。親を見て、そんなに結婚はいいものではない、と心底わかっていたけれど、それでも拠り所になる存在、家族が欲しかった。子どもはいてもいなくてもどちらでもいいと思っていた。

今の若い人には理解できないかもしれないけれど、私は23歳くらいから婚活について行動し始め、お見合いパーティに行ってみたり、紹介してもらったり、SNSを使ってみたりしていた。結婚相談所に登録していた時期もある。

しかし、パートナーというのは一度できるとどんどんできるというか、私の場合はそうだった。大事にされる恋愛、されない恋愛、両方経験し、本当に偶然に今の相棒とパートナーになることができた。何もせずにそのパートナーと出会えた訳ではない。いくつかの恋愛を経験して、たくさん泣いたし、キラキラするような思い出もある。失敗して、恥ずかしい思いもして、ようやくたどり着いたという感じだ。そして、それは若いうちしかできなかったと思う。歳をとると、そんな勇気もパワーもなくなるから。

だけど、結婚に対して焦るのは本当に良くない。昔ならば、この人と結婚したいと心から思っていた人のことも、今思えば絶対しなくてよかったと思う。結婚したら絶対不幸になっていたと思う、そんな人もいる。うまく言えないけれど、もう何歳だから、仕事がしんどいから、そういう安易な理由で流されるように簡単に結婚した人は、周囲を見渡してもあまり幸せになっていないような気がする。結婚を考える若い人にアドバイスをするならば、あなたを丸ごとうけとめてくれる人、決して変えようとしない人を選ぶといいよと言いたい。

不妊治療を経験して思うのは、不妊治療は時間、お金、メンタルをゴリゴリに削られるということ。今は、菅さんが不妊治療を保険適用をしてくれたおかげで、だいぶ負担は減っているのかもしれないが。
もし私が今パートナーがいなければ、45歳以降で子どもはもう作らないと決めた後に、子どもはいらないという気の合う人と結婚し(事実婚もいい)、休みの日は好きな所に出かけたり、好きなようにお金を使って、お互いを思いやりながら楽しく暮らしたい。子どもがつくれる年齢で結婚すると、どうしても不妊治療を・・子どもを・・と思ってしまうような気がする。子どもがすんなりとできる場合はいいけれど、想像以上に多くの人が不妊治療をしていることを、独身の人は想像もつかないだろう。まあそれは、不妊治療を経て思うことなので、独身の時点ではわかりようがないのだが。

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