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40歳を過ぎたら認知症予防に緑茶を2杯以上飲もう

アルツハイマー型認知症は、脳に「アミロイドβ」という物質が蓄積し、
脳細胞が働かなくなることが原因です。

アミロイドβの蓄積は、症状が出る20年前から始まっている
と言われています。

認知症に対する新薬の開発は99.6%が失敗に終わっているそうですが、その原因は認知症になってしまった人を対象にしているからと言われています。

認知症になってしまっては時すでに遅し。

アミロイドβは取り除くことが難しい物質なので、
溜まらないようにしなければなりません。

◆アミロイドβが蓄積しないようにするには

緑茶の認知症予防効果についての論文は、枚挙にいとまがありません。

緑茶の中の「カテキン」が、アミロイドβの産生を抑えます。
中でも「エピガロカテキンガレート」というカテキンが、
最も作用が強いと言われています。

「エピガロカテキンガレート」は緑茶に多く、
ウーロン茶や紅茶にはほとんど含まれていません。

EGCG:エピガロカテキンガレート

70歳以上の高齢者1,003名を対象に、
「緑茶を飲む量」と「認知機能低下」のオッズ比をみた研究があります。

緑茶を週3杯以下の人を1とすると、
1日1杯飲む人でO.62、1日2杯以上飲む人はO.46と、
緑茶を飲む量が多いほど認知機能は低下していなかったという結果でした。

コーヒーやウーロン茶は、そのような効果はありませんでした。
統計的にも、緑茶で認知症が予防できそうです。

40歳を過ぎたらアミロイドβが溜まり始めています。
緑茶を1日2杯以上飲んで、脳のお掃除をしましょう。

参考資料
1)池岡清光:「認知機能低下に対するアンチエイジング医療」,アンチ・エイジング医学, 14(6): 775-782, 2018
2)「緑茶消費と認知機能:鶴屋プロジェクトの断面研究」,米国臨床栄養学雑誌,第83巻,2006年2月号,355-361ページ

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