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上の写真は、ツーソンの前に立ち寄ったGIA (Gemological Institute America)の本校です。LAから車で2時間ぐらいだったか、カールスバッドにあります。見学の後にまたLAまで戻り、国内線でアリゾナ州ツーソン市へ。

Tucson Gem Fairというのは一つのトレードショーではなく、米国内にある色々な宝飾関連の団体が、似たような時期に少しずつ会期をずらしながら行いますので、最初から最後まで観ようと思うと、1カ月ぐらいかかるのではないでしょうか。例えるなら……街じゅうで大小の東京モーターショーが30か所ぐらい行われている感じ?
ハイジュエリーから化石・隕石まで展示されます。我々は、大きな団体の展示が観られるような1週間ほどの旅程でした。

コンベンションセンター、巨大なテントと、目の前のホテルがメインですが、少し離れたリゾートホテルや小さなモーテルのボールルームから客室まで会場になるので、この時期の宿泊施設は逼迫してとても料金が高くなります。

例年1~2月頃ですが、2021年はあのウイルスのせいで4月開催となったようです。

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アリゾナっぽいサボテン🌵

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私の好きな巨大テント、GJX💎
左側にもっと長く、奥行きもかなりあります。
希少石が多く、ここだけで1日かかりますね。

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モーテルは部屋も外も会場に。
原石が多いですが、室内に掘出物があって侮れません。

離れた会場は無料のシャトルバスが走っていて、大抵はワゴンなのですが、リゾートホテルとメインの会場間はなんとハマーでした。行先を変更して、思わず乗りましたね(笑)

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内装は紫のモフモフ。
クラブミュージックがガンガン流れていました。

昼食は大きい会場のフードコートで食べることが多いのですが、食事をしていたら通りかかったインド人に「あなた、池袋の鉱物展で見た」と言われました。なんでTucsonまできて池袋?と、言った人も含めて大笑い。
確かに行ったのですけれどね、池袋の鉱物展も。

逆もあって、ツーソンで買った海外出展社が日本の鉱物展に出展すると
「ツーソンであなたからスピネルの双晶を買ったよ!」
なんて話して、ちょっとオマケしてもらえたりします。一度話せばみんなアミーゴみたいな感じです。

2001年の私の狙いは、デマントイドガーネット。
2006年の狙いは、透明ロードクロサイト。
そんな感じで、日本では入手しにくい石を探すのが楽しいです。

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透明のロードクロサイト。
インカローズと言った方が通じますか?
普段は不透明のピンク色ですが、稀に透明が出るのです。
もう閉山したSweet Home鉱山産をゲット。
ピアスでしたが、後に枠を外して今はルースです。

石好きが愛してやまないツーソン。また行きたいです。
ツーソンが最高峰というわけではなく、製品だったらスイスのバーゼル、近場だったら香港も有名です。

ものすごく歩きますので、履き慣れた靴で!

ご参考まで。2006年の詳細です。


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