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一人旅と言っても安全面での不安があったため、“最少催行人数1名”のパックツアーにしました。新卒で入社した会社がなくなるのを機に、希望退職に手を挙げて12月に退職、旅行シーズンである2月にエジプトに行こうと思い立って何人かに声をかけたものの
「行きたいけど、そんなにいきなりじゃ」
「行きたいけど、年度末だし」
と、半ば怒られつつ断られ、ならば一人で行こう♪となりました。

アムステルダム経由でカイロに向かう機内で隣の席だった女性が、同じツアーの6日間コースでした。8日間コースの私とは翌日のカイロ市内観光のみ重なります。一人につきガイドと運転手がつくツアーだったのですが、意気投合して一緒に回ることにしました。

旅程

1日目:NRT-AMS-CAI
2日目:モハメッド・アリ・モスク、エジプト考古学博物館
    ギザ(ピラミッド、スフィンクス)
3日目:アブシンベル(大神殿・小神殿)
    アスワン(ハイ・ダム、切りかけのオベリスク)
4日目:ルクソール(ルクソール神殿、カルナック神殿、メムノンの巨像
    ハトシェプスト葬祭殿、王家の谷)
5日目:ルクソール→カイロ ※水あたりで寝込む
6日目:メンフィス(博物館)、サッカラ(階段ピラミッド)
    ※ラクダに乗る🐪
7日目:CAI-AMS-機中泊
    トランジットの6時間を利用して、空港発着の市内ツアーへ
   (KLの機内誌で見つけて、スキポール空港に到着するや案内所へ)
8日目:NRT着

都市間の移動は飛行機だったので、その都市の運転手&ガイドとは空港でお別れ。新たに空港に降り立つと、私の名前を持ったガイドがボードを掲げて待っている、というスタイルでした。

イメージと違ったエジプト

ピラミッド=砂漠=砂の色のイメージだったのですが、意外にもカラフルでした。ナイル川の近くは農業が盛んで、川の青、畑の緑、ロバが引く荷車に積まれた真っ赤なトマトなど、実に鮮やかでした。

そうでした。
時折氾濫する代わりに、肥沃な土壌を運んできてくれるナイル川でした。
行ってみて、感じて初めてわかることが、旅には沢山あるものですね。

なぜかモテモテ

日本ではまあ年相応だと思うのですが、欧米だと大変若く見られます。
初のアラブ圏だとどうだろう?とワクワクしていましたら、やはり若く見られました。

ルクソールのガイド(28歳=年下)が
「君の歳を当てるよ。え~と、19歳?」
サービスにしてもやり過ぎですが、20歳?21歳?と増えていってもNoと言い続けていたら、そろそろやめよっか、と止まりました。

商店などですぐお茶が出てくるホスピタリティは人懐っこくて温かいのですが、二言目には"Will you marry me?"って軽すぎですから!
「あの、あの、僕と後で写真を撮ってもらえませんか?」
と、甲斐甲斐しく果物の皮を剥いた上に”あ~ん”と食べさせようとまでしたレストランのウェイターがソワソワしていたり、ハイ・ダムの警備の兵士にナンパされたり、史上最高にモテモテな旅行でした。

これはイスラム教徒が多く、学生のうちに親が許婚を決めているようなケースがあるからかもしれません。見た目もさることながら、未婚=若いということだったようです。
そして、旅の途中で気づいた”一夫多妻制”です。だから"Will you marry me?"は2人目以降の妻として、気軽に言えてしまうわけですね。
もちろん冗談でしょうけれど、私も
「私はジュエリー好きだから、お金かかるよ~?」
と言って、じゃあいいやと覆されることもありました。ハハハ。

お買い物

イスラム圏のため、富める人が沢山払えば良い(ちょっと語弊あり?)みたいな感覚だと聞いていました。

若く見えたこともあったでしょうが、金額交渉に入る前の雑談で
「12月で仕事辞めたから、今は無職なんだ……」
と、しんみり言うと(女優)可哀想に……という顔をしてくれ、交渉はスムーズでした。

無職だけれど、はるばる日本からエジプトへ来る旅費はあるじゃない、と突っ込まれなくて幸い。

ガイドさんに、いくらで買えたのか聞かれて答えると、買い物上手!と褒められたので、ボられなかったようです。
私は自分なりの金額の基準があるので、日本で買ったらいくら、とはあまり考えません。日本で買えるなら買っているでしょうし。
ただ、辞めた会社が製造業だったからか、つい原価計算をしてしまうかもしれません。原材料、工賃、現地の人件費……。

カイロに戻ってきた時のガイドさんに
「初日に連れて行かれたバザールは高くて買えなかった」
と漏らすと、あそこは高いんだ、と、顔見知りの工場に連れて行ってくれました!金細工の職人さんがバーナーでロウ付けしているのを間近で見られたのも良かったです。
もちろん、ガイドさんの懐にいくばくか入ったでしょうから、win-winということで。

美味しい!

エジプト料理は美味しかったです。
ホテルの朝食ビュッフェには、当たり前のようにハイビスカスティーがあり、そういえば日本で買うドライのハイビスカスはエジプト産だったと思い出しました。

紅海からの魚は新鮮で美味しいですし、トマトの味が濃いので煮込み料理も最高です。白菜に少し似ている、アブラナ科と思われる野菜がよく付け合わせに出てきました。

ほぼ食事つきのツアーでしたが、口に合わないものはありませんでした。
ただ水が合わなかったようで、最後にカイロに戻った時には半日寝ていましたが、半日で済んで良かったです。帰国後も調子が悪くて病院へ行くと、点滴を打たれて水当たりだと言われました。

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カッコイイ!

騎馬警官ならぬ騎駱駝警官。惚れちゃう💕

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ラクダは別の場所で乗りましたが、馬より難しく、とてもこんな風に颯爽と乗りこなせるものではありませんでした。
だから、映画『ハムナプトラ』シリーズで、颯爽とラクダで去るアーデス・ベイにキュンとしてしまうわけですね。

この頃、写真に直接貼れるシールを使っていましたっけ。
それが旅行のハイライトに違いないので、シールのある写真を選抜してみました。

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