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「欠損角」って何ですか

オリジナル曲「欠損角」ですが、宇宙好き人間な自分が宇宙について歌詞を書いてみた、というものなので、宇宙に興味がない人には謎ワードが並んでいるものになってしまっています。でも聴いてくれた方々は私がとても宇宙好きなことを感じてくれたようで、自分にとって特別な曲になっています。

というわけで、以下は、その歌詞の謎ワードについて説明させて頂くという、オレ得しかない note です。

欠損角 is 何

欠損角とはつまり角度が欠損していることなのですが、ここでは地球という大きな物質の塊があるため空間が歪んで欠損角が生じ、結果として地球上のあらゆるものが地球の中心に向かって落ちようとする力が働いている、という一般相対性理論の話がテーマです。
このため曲では、7(=8-1)拍子と5(=6-1)拍子を使って、拍子を欠損させています。これが不思議な違和感として感じてもらいたいと考えました。

「言葉は空気の波動だ だから音速で飛ぶんだ」
これはこのままですね。
「心は重さを持たない なら光速で飛ぶのかい」
これは言いがかりですね笑
「1Gしかない ここから飛び出せない」
欠損角によって発生した重力から脱出するのは大変ですね。

「心が光速で飛ぶなら 隣の銀河に花束を」
心を情報に変換して光の信号として送ることはできますね。
「加速膨張する世界 赤い光を君は見たかい」
宇宙は今も広がっているのですが、広がる速度は加速しているのです。遠ざかる光は色が赤い方向にずれます。これを赤方偏移と言います。
「計測不可能な 欠損角で僕らは動けない」
ここは、私たちには計測不可能ですが、NASAとかJAXAなら出来るので、ここは歌詞を直したいです(苦笑)
「心を光速で飛ばすから 受け取って」
地球外生命と仲良くしたいですよね。

「クオークの声 聴きたい」
物質を構成する最小の単位である「素粒子」の名前がクオークなのですが、名前の由来が鳥の鳴き声なのだそうです。
「ラプラスの悪魔は いない」
ラプラスの悪魔はいないことが量子力学で明らかになりました。
「超新星爆発 見たい」
超新星爆発は宇宙全体ではたくさん起こっているそうですが、地球から見えるところでは最近はないですね。死ぬまでに一度見たいなー。
「神のダイス 振りたい」
量子力学の「物質がどう動くのかは確率でしかわからない」という理論に対し、アインシュタインさんは「神はサイコロを振らない」と言って反対したのですが、結論として神様はめっちゃサイコロを振っている、という結論になりました。

思ったより説明するってむずかしいですね。
でも宇宙は面白いです。


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